モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、周囲から一目置かれるような、いわゆる「ドヤれる」国産SUVはどれなのかが気になっていると思います。 あるいは、これまで国産セダンに乗っていて、そろそろ流行りのSUVに乗り換えたいけれど、セダン特有のフォーマルな雰囲気やステータス性を損なわないモデルを探しているのではないでしょうか。
引用 : メーカーHP
私も実際に長年高級セダンを愛用しつつ、昨今のSUVブームの中で数々のプレミアムSUVを所有し、乗り換えるという経験をしたので、その両立を求める気になる気持ちはよくわかります。
この記事を読み終える頃には、あなたのステータスを高め、所有欲を満たしてくれる最高のドヤれるSUV選びの疑問が解決しているはずです。 今回のレビューでは、各車両の特徴をTier形式で分かりやすく解説し、セダンからの乗り換えという視点も交えて深掘りしていきます。
- 国産SUVのドヤ度をTier形式で徹底格付け
- 各モデルの良い点と悪い点を網羅
- 車両サイズや価格などがわかる詳細な諸元表を掲載
- セダンからの乗り換えにも最適なSUVを厳選
それでは解説していきます。
Tier1&Tier2|圧倒的ステータスを誇る国産SUVトップ7
1位 レクサス LX(Tier1:王者の風格と至高のラグジュアリー)
レクサスが誇るフラッグシップSUVが「LX」です。 筆者のガレージにも収まっていますが、その圧倒的なボディサイズと巨大なスピンドルグリルの存在感は、街中を走っていても周囲の視線を強烈に集めます。 まさに日本の公道において、最もドヤれる車の筆頭と言えるでしょう。
引用 : メーカーHP
大型セダンから乗り換えた際にも、室内の静粛性や乗り心地の良さには驚かされるはずです。 特に後部座席の居住性は、高級セダンと比べても遜色がなく、むしろ頭上空間のゆとりがある分、快適に感じることすらあります。 インテリアの質感も最高峰であり、VIPを乗せてゴルフ場に向かうようなシーンにも完璧にマッチします。
悪路走破性が極めて高い本格派ですが、街乗りメインであってもその計り知れないポテンシャルがもたらす余裕が、運転中の絶対的な安心感に繋がっています。 高級ホテルに乗り付けた際のスタッフの対応や周囲の視線は、他の車ではなかなか味わえない特別な優越感をもたらしてくれます。
高価格帯であるため所有するハードルは非常に高いですが、それに見合うだけの圧倒的なステータスと所有欲を満たしてくれる一台です。
良い点と悪い点
・良い点
- 圧倒的なブランド力と存在感でどこでもドヤれる
- 高級セダンに匹敵する極めて高い静粛性と上質なインテリア
- 強靭なボディ構造による安全性と驚異的なリセールバリュー
・悪い点
- ボディサイズが大きすぎて都内の駐車場では気を使う場面が多い
- 車両重量が重いため燃費性能はあまり期待できない
レクサス LX600 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 5,100mm / 1,990mm / 1,895mm |
| エンジン | 3.5L V6ツインターボ |
| 最高出力 | 415PS |
| 燃費 (WLTCモード) | 8.0km/L |
| 車両本体価格 | 約1,250万円〜 |
2位 トヨタ ランドクルーザー300(Tier1:世界が認める陸の王者)
世界中で絶大な人気と信頼を誇る「ランドクルーザー300」は、国産SUVを語る上で絶対に外せないTier1の存在です。 筆者も幾度となくステアリングを握っていますが、その堅牢なボディと力強いデザインは、見る者に畏敬の念すら抱かせます。 レクサスLXとプラットフォームを共有していますが、こちらはより無骨でタフな印象を与え、アウトドアから都会の高級エリアまでどこにでも溶け込む不思議な魅力を持っています。
引用 : メーカーHP
セダンから乗り換える層にとっても、見晴らしの良い高いアイポイントは運転のしやすさに直結し、長距離ドライブでも疲労を感じさせません。 インテリアは実用性を重視しつつも、先代から大幅に高級感がアップしており、レザーシートの質感などは高級セダンに引けを取りません。
何より、「ランクルに乗っている」という事実そのものが強烈なステータスとなり、車好きだけでなく一般の人からも一目置かれるドヤ度の高い車です。 現在、世界的な需要過多により納期が非常に長く、新車を手に入れること自体が困難な状況であることも、その希少性とドヤ度をさらに高める要因となっています。 手に入れた暁には、週末のドライブが待ち遠しくなること間違いありません。
良い点と悪い点
・良い点
- 世界最高峰の悪路走破性と圧倒的な耐久性
- どこに乗っていっても恥ずかしくない普遍的なステータス
- 購入時よりも高く売れることがあるほどの驚異的なリセールバリュー
・悪い点
- 大柄なボディゆえに取り回しには慣れが必要
- 納期が極めて長く、新車で購入するのが困難
トヨタ ランドクルーザー300 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,985mm / 1,980mm / 1,925mm |
| エンジン | 3.5L V6ツインターボ / 3.3L V6ディーゼルターボ |
| 最高出力 | 415PS (ガソリン) / 309PS (ディーゼル) |
| 燃費 (WLTCモード) | 7.9km/L (ガソリン) / 9.7km/L (ディーゼル) |
| 車両本体価格 | 約510万円〜800万円 |
3位 トヨタ センチュリー(Tier1:日本最高峰のショーファードリブンSUV)
日本の誇る最高級車であるセンチュリーに、新たに設定されたSUVスタイルの新モデルです。 筆者の知人が所有しており同乗する機会がありましたが、その佇まいはまさに「動く迎賓館」と呼ぶにふさわしいものです。 これまでのセダン型センチュリーの伝統と格式を受け継ぎながら、現代のVIPが求める室内の広さと乗降性の高さを実現しています。
引用 : メーカーHP
セダンからの乗り換えを検討しているエグゼクティブ層にとって、これ以上の選択肢は存在しないと言っても過言ではありません。 後部座席の快適性は世界中のどの高級SUVをも凌駕しており、フルリクライニング可能なシートや専用のエンターテインメントシステムは、移動時間を極上のリラックスタイムに変えてくれます。 運転手付きで乗るのが本来の姿かもしれませんが、ドライバーズカーとして自身でステアリングを握っても、その滑らかなプラグインハイブリッドシステムの走りに感銘を受けるはずです。
価格は2500万円と国産SUVの中で群を抜いており、街中で見かけることすら稀です。 そのため、この車から降りてくるだけで周囲を圧倒する、究極のドヤれる車となっています。
良い点と悪い点
・良い点
- 日本の頂点に君臨する車としての圧倒的な格式と威厳
- 匠の技が光る、他車の追随を許さない極上のインテリア
- PHEVシステムによる静かで滑らかな極上の乗り心地
・悪い点
- 価格が高額すぎて一部の富裕層しか購入できない
- 自分で運転するよりも後部座席に乗る車というイメージが強い
トヨタ センチュリー 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 5,205mm / 1,990mm / 1,805mm |
| エンジン | 3.5L V6プラグインハイブリッド |
| システム最高出力 | 412PS |
| 燃費 (WLTCモード) | 14.2km/L |
| 車両本体価格 | 約2,500万円 |
4位 レクサス RX(Tier2:都会派ラグジュアリーの完成形)
プレミアムクロスオーバーSUVの先駆者であり、常にトップを走り続けているのが「レクサス RX」です。 筆者の過去の愛車歴にも名を連ねており、そのバランスの良さと都会的な洗練されたデザインは高く評価しています。 セダンからSUVへの乗り換えを検討する際、最も違和感なく移行できるのがこのRXではないでしょうか。
引用 : メーカーHP
スピンドルボディと呼ばれる新しいフロントデザインは、スポーティでありながら上品さを兼ね備え、街中でスマートにドヤることができます。 インテリアは包み込まれるような安心感があり、セダンのような落ち着いた空間とSUVならではの広々とした視界が見事に融合しています。 走行性能においても、新しいハイブリッドシステムやターボエンジンが用意されており、静粛性を保ちながらも力強い加速を味わえます。
大きすぎない絶妙なボディサイズは、日本の道路環境や駐車場事情にも適しており、日常使いから休日の遠出まで万能にこなします。 誰もが知る高級SUVの代名詞的存在であり、所有する喜びと実用性を高い次元で両立させているモデルです。
良い点と悪い点
・良い点
- 洗練された都会的なデザインと高いブランド認知度
- セダンから乗り換えても違和感のない上質で快適な室内空間
- 日本の道路事情に合った扱いやすいサイズ感と良好な視界
・悪い点
- 人気車種ゆえに街中で同じ車とすれ違うことが多い
- 荷室の高さがやや高く、重い荷物の積み下ろしに少し力が必要
レクサス RX 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,890mm / 1,920mm / 1,695mm |
| エンジン | 2.4Lターボ / 2.5L HEV / 2.4LターボHEV / 2.5L PHEV |
| 燃費 (WLTCモード) | 11.2km/L〜20.2km/L |
| 車両本体価格 | 約666万円〜901万円 |
5位 レクサス GX(Tier2:本格オフローダーの品格とモダンデザイン)
レクサスのラインナップに新たに加わった本格オフローダーが「GX」です。 これまで北米を中心に展開されていましたが、ついに日本市場にも導入され、筆者もその洗練されたスクエアなフォルムに強い関心を寄せています。 ランクル250と兄弟車という位置付けですが、レクサスならではの高級感と専用のパワートレインが与えられており、確かな差別化が図られています。
近年流行しているカクカクとしたタフなデザインを採用しながらも、そこはかとなく漂う品の良さは、さすがレクサスといったところです。 セダンに乗り慣れた方にとっては、少しワイルドすぎるように感じるかもしれませんが、あえて休日はアクティブに過ごすというギャップを演出するのに最適です。 オンロードでの快適性も犠牲にしておらず、最新の電子制御サスペンションが不快な揺れを見事に抑え込んでいます。
アウトドアレジャーの場に乗り付ければ、その本格的な佇まいとレクサスのエンブレムの組み合わせで、周囲キャンパーから羨望の眼差しを集め、確実にドヤることができます。 新しいモデルであるため街中での希少性も高く、人とは違う車に乗りたいという欲求を強く満たしてくれます。
良い点と悪い点
・良い点
- 流行のスクエアなタフデザインとレクサスの高級感の融合
- 悪路走破性とオンロードの快適性を両立した高度な足回り
- 日本市場に導入されたばかりで街中での希少性が高い
・悪い点
- 本格オフローダーゆえに全高が高く、一部の立体駐車場に入らない
- 燃費性能はハイブリッドモデルと比較すると劣る
レクサス GX 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,950mm / 1,980mm / 1,865mm |
| エンジン | 3.5L V6ツインターボ |
| 最高出力 | 353PS |
| 燃費 (WLTCモード) | 8.1km/L |
| 車両本体価格 | 約1,235万円 |
6位 トヨタ ランドクルーザー250(Tier2:最新のタフネスと実用性)
長年愛されたプラドの後継モデルとして登場したのが「ランドクルーザー250」です。 筆者の周りでも購入した知人が多く、試乗する機会にも恵まれましたが、原点回帰とも言える無骨でレトロモダンなデザインは非常に魅力的です。 ランクル300と同じGA-Fプラットフォームを採用したことで、走行性能と快適性が劇的に進化しており、もはや「弟分」と呼ぶには立派すぎる仕上がりとなっています。
セダンからの乗り換えを考えると、よりカジュアルにSUVライフを楽しみたい方に向いています。 内装は実用性を重視したスイッチ類の配置となっており、直感的に操作できる点が好印象です。 ランクル300よりも少しだけコンパクトにまとめられているものの、それでも十分すぎるほどの存在感を放っており、街中でもアウトドアでも力強くドヤることができます。
丸目ヘッドライトと角目ヘッドライトが用意されており、自分の好みに合わせてフロントフェイスを選べる点も、車好きの心をくすぐる素晴らしい演出です。 リセールバリューの高さもプラド時代から折り紙付きであり、経済的な観点からも非常に賢い選択と言えます。
良い点と悪い点
・良い点
- 原点回帰したレトロモダンで非常に魅力的なエクステリアデザイン
- ランクル300譲りのプラットフォームによる高い快適性と走破性
- 極めて高いリセールバリューによる経済的なメリット
・悪い点
- 車幅が1,980mmあり、細い路地などでは気を使うサイズ
- ランクル300同様に人気が集中しており納期が長い
トヨタ ランドクルーザー250 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,925mm / 1,980mm / 1,925mm |
| エンジン | 2.7Lガソリン / 2.8Lディーゼルターボ |
| 最高出力 | 163PS (ガソリン) / 204PS (ディーゼル) |
| 燃費 (WLTCモード) | 7.5km/L (ガソリン) / 11.0km/L (ディーゼル) |
| 車両本体価格 | 約520万円〜735万円 |
7位 トヨタ クラウンスポーツ(Tier2:スポーティな新世代の象徴)
日本のセダンの代名詞であったクラウンが、新世代に向けて打ち出したSUVモデルの一つが「クラウンスポーツ」です。 筆者も長年クラウンのセダンモデルを愛用してきた身として、この変革には驚かされましたが、実車を目の当たりにするとその美しさに息を呑みました。 欧州の高級スポーツSUVを彷彿とさせる、ワイド&ローなプロポーションと官能的なリアフェンダーの張り出しは、これまでの国産車にはなかった色気を放っています。
ずっとセダンに乗ってきた層が、若々しさとスポーティさを求めて乗り換えるのに、これほど適した車はありません。 車名に「スポーツ」と冠するだけあり、ステアリングの応答性やコーナリングの安定感は、スポーツセダン顔負けのレベルに仕上がっています。 インテリアも運転席と助手席でカラーリングを変えるなど、遊び心と先進性が取り入れられており、乗るたびに気分を高揚させてくれます。
「あのクラウンがこんなにスタイリッシュになったのか」と周囲を驚かせることができ、新しい価値観でドヤれる新時代のSUVです。
良い点と悪い点
・良い点
- 欧州プレミアムブランドに匹敵する官能的で美しいデザイン
- スポーツカーのように意のままに操れる高いハンドリング性能
- ハイブリッドとPHEVによる優れた燃費と環境性能
・悪い点
- デザインを優先したため、後部座席の頭上空間や荷室の広さは控えめ
- 伝統的なクラウンのイメージを求める人には少し先進的すぎる
トヨタ クラウンスポーツ 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,720mm / 1,880mm / 1,565mm |
| エンジン | 2.5Lハイブリッド / 2.5Lプラグインハイブリッド |
| システム最高出力 | 234PS (HEV) / 306PS (PHEV) |
| 燃費 (WLTCモード) | 21.3km/L (HEV) / 16.4km/L (PHEV) |
| 車両本体価格 | 約590万円〜765万円 |
Tier3&Pick Up|個性が光る実力派国産SUV7選
8位 レクサス NX(Tier3:取り回しと高級感の絶妙な融合)
レクサスのSUVラインナップにおいて、中核を担う大ヒットモデルが「NX」です。 筆者の知人でもセダンからNXへ乗り換えたケースが非常に多く、その理由も頷ける完成度の高さを持っています。 RXよりも一回りコンパクトなボディサイズは、日本の狭い道路や複雑な駐車場でも全くストレスを感じさせません。
それでいて、レクサス特有のスピンドルグリルとシャープなLEDヘッドライトによる精悍な顔つきは、クラスを超えた高級感と存在感を放ち、街中で十分にドヤることができます。 インテリアは「Tazuna Concept」と呼ばれるドライバー中心の設計が採用されており、大型ディスプレイの操作性や質感は、最新の高級セダンから乗り換えても大いに満足できるレベルです。
PHEV、ハイブリッド、ターボエンジン、自然吸気と、豊富なパワートレインが用意されており、自分のライフスタイルに最適な一台を選べるのも魅力です。 初めての高級SUVとしても、セダンからのダウンサイジングとしても、絶対に後悔しない手堅い選択肢です。
良い点と悪い点
・良い点
- 誰が運転しても扱いやすい絶妙なボディサイズ
- 最新のインフォテインメントシステムと上質なインテリア
- ライフスタイルに合わせて選べる多彩なパワートレイン
・悪い点
- 後部座席の足元空間は、大柄な大人が乗ると少し窮屈に感じる
- 納期が安定しない時期があり、グレードによっては待つ必要がある
レクサス NX 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,660mm / 1,865mm / 1,660mm |
| エンジン | 2.4Lターボ / 2.5L NA / 2.5L HEV / 2.5L PHEV |
| 燃費 (WLTCモード) | 10.9km/L〜20.9km/L |
| 車両本体価格 | 約485万円〜756万円 |
9位 マツダ CX-60(Tier3:直列6気筒エンジンが奏でるロマン)
マツダがプレミアムブランドへの移行を賭けて投入した意欲作が「CX-60」です。 筆者がこの車を評価する最大のポイントは、今や世界的に希少となった「直列6気筒エンジン」と「後輪駆動(FR)ベース」のプラットフォームを採用している点です。 かつて直列6気筒の高級セダンに乗っていた車好きにとって、このスペックを聞いただけで心が躍るはずです。
ロングノーズ・ショートデッキの古典的かつ美しいプロポーションは、他の国産SUVとは一線を画す気品を漂わせており、車にこだわる大人の余裕でドヤることができます。 インテリアも、日本の伝統美を取り入れた独自の素材使いが光り、特に上位グレードのナッパレザーや白木を用いた内装は、数千万円クラスの輸入車に匹敵する質感を誇ります。
ディーゼルエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせたモデルは、怒涛のトルクと優れた燃費を両立しており、高速道路を使った長距離クルージングはまさに独壇場です。 走りと美しさにこだわる、通好みの選択肢と言えるでしょう。
良い点と悪い点
・良い点
- FRベースの美しいプロポーションと直列6気筒エンジンの滑らかな走り
- 日本の伝統工芸を取り入れた極めて質感の高い独自の内装
- ディーゼルハイブリッドによる強力なトルクと優れた燃費性能
・悪い点
- 乗り心地がやや硬めにセッティングされており、好みが分かれる
- 低速域でのトランスミッションの変速ショックが気になることがある
マツダ CX-60 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,740mm / 1,890mm / 1,685mm |
| エンジン | 2.5L NA / 2.5L PHEV / 3.3Lディーゼル / 3.3LディーゼルHEV |
| 燃費 (WLTCモード) | 13.0km/L〜21.1km/L |
| 車両本体価格 | 約320万円〜646万円 |
10位 三菱 アウトランダーPHEV(Tier3:電動化技術の最前線)
三菱が誇る四輪駆動技術とプラグインハイブリッド技術の結晶が「アウトランダーPHEV」です。 筆者は雪国へ取材に行く際にこの車をよく利用しますが、その圧倒的な悪路走破性と雪上での安定感には毎回舌を巻きます。 ダイナミックシールドと呼ばれる力強いフロントフェイスは、迫力満点で押し出しが強く、街中でもしっかりと存在感を主張しドヤることができます。
セダンではなかなか味わえない、モーター駆動ならではのシームレスで力強い加速感は、一度味わうと病みつきになる魅力を持っています。 日常の買い物や通勤程度であれば電気だけで走行でき、休日の遠出ではガソリンを使って長距離を走れるという、実用性の高さは他の追随を許しません。
さらに、1500Wの給電機能が備わっているため、キャンプなどのアウトドアシーンや万が一の災害時に動く電源として活躍する点も、所有する上での大きな安心感に繋がっています。 先進的な技術をスマートに使いこなす、知的でアクティブな大人に似合うSUVです。
良い点と悪い点
・良い点
- ツインモーター4WDによる圧倒的な走行安定性と悪路走破性
- 日常はEVとして使えるPHEVシステムの高い経済性と利便性
- アウトドアや災害時に役立つ強力な外部給電機能
・悪い点
- バッテリーを搭載しているため車両重量が重く、ブレーキの効きに慣れが必要
- サードシート付きモデルもあるが、あくまで子供用やエマージェンシー用
三菱 アウトランダーPHEV 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,710mm / 1,860mm / 1,745mm |
| エンジン | 2.4L ガソリン + ツインモーター |
| EV走行換算距離 | 約83km〜87km |
| 燃費 (WLTCモード) | 16.2km/L |
| 車両本体価格 | 約526万円〜630万円 |
Pick Up1 トヨタ ハリアー(定番の都会派ラグジュアリー)
ドヤれるSUVとして、長年にわたり不動の人気を誇っているのが「ハリアー」です。 筆者の知人にもハリアーを乗り継いでいる熱狂的なファンが多くいます。 クーペのような流麗なフォルムと、横一文字のテールランプが夜の街によく映え、洗練された都会的な印象を周囲に与えることができます。
セダンから乗り換えても、高級感のあるインテリアや、調光パノラマルーフのような先進的な装備に高い満足感を得られるでしょう。 価格設定も絶妙であり、コストパフォーマンスに優れたドヤれるSUVの代表格です。
良い点と悪い点
・良い点
- クーペスタイルの流麗なエクステリアと高いブランド力
- 高級感と先進性を兼ね備えた満足度の高いインテリア
- ハイブリッドモデルの優れた燃費性能と静粛性
・悪い点
- 販売台数が多く、街中で同じ車を見かける頻度が非常に高い
- 後方視界がデザイン重視のため少し見切りが悪い
トヨタ ハリアー 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,740mm / 1,855mm / 1,660mm |
| エンジン | 2.0L NA / 2.5Lハイブリッド / 2.5L PHEV |
| 燃費 (WLTCモード) | 14.7km/L〜22.3km/L |
| 車本体価格 | 約312万円〜620万円 |
Pick Up2 スバル レガシィ アウトバック(セダンライクな乗り味の極み)
ステーションワゴンとSUVのクロスオーバーという独自の立ち位置を確立しているのが「レガシィ アウトバック」です。 筆者はスバルの「アイサイト」の性能を高く評価していますが、この車は長距離を安全かつ快適に移動する能力においてトップクラスです。 セダンからSUVへの乗り換えで、重心の高さやロール感に不安がある方に最もおすすめしたいモデルです。
セダンのような落ち着いた乗り味と、SUVのロードクリアランスを併せ持っており、アクティブな趣味を持つ大人から熱烈な支持を受けており、知る人ぞ知る玄人感でドヤることができます。
良い点と悪い点
・良い点
- セダンのような低重心で安定した快適な乗り心地
- 最新のアイサイトXによる最高レベルの運転支援システム
- 荷室が広くフラットで、長尺物の積載など実用性が極めて高い
・悪い点
- スバル独自の水平対向エンジンの燃費は他社のハイブリッドに劣る
- デザインが良くも悪くも保守的で、派手なドヤ感は薄い
スバル レガシィ アウトバック 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,870mm / 1,875mm / 1,675mm |
| エンジン | 1.8L 水平対向4気筒直噴ターボ |
| 最高出力 | 177PS |
| 燃費 (WLTCモード) | 13.0km/L |
| 車両本体価格 | 約425万円〜451万円 |
Pick Up3 日産 アリア(未来を感じる先進的EV)
日産が本気で作ったプレミアム電気自動車SUVが「アリア」です。 筆者も試乗した際、その静けさと滑らかすぎる加速感に、新しい時代の幕開けを強く感じました。 日本の伝統美である「組子」をモチーフにしたデザインや、ラウンジのようなフラットな室内空間は、ガソリン車とは全く異なる価値観を提供してくれます。
EV特有のシームレスな走りは、高級セダン以上の静粛性と快適性をもたらします。 充電インフラの課題はありますが、最新ガジェットを使いこなすアーリーアダプターとして、最先端の車に乗っているという知的なドヤり方ができる一台です。
良い点と悪い点
・良い点
- EVならではの全く無音でシームレスな極上の加速感
- 日本の美意識を取り入れた未来的で洗練された内外装
- 「プロパイロット2.0」によるハンズオフ可能な高度な運転支援
・悪い点
- 自宅の充電環境や長距離ドライブでの充電計画が必須となる
- 半導体不足の影響等で納期が長引く傾向にある
日産 アリア 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,595mm / 1,850mm / 1,655mm |
| バッテリー容量 | 66kWh / 91kWh |
| 航続距離 (WLTCモード) | 470km〜640km |
| 駆動方式 | 2WD / e-4ORCE (4WD) |
| 車両本体価格 | 約659万円〜944万円 |
Pick Up4 ホンダ ZR-V(走りにこだわる大人のためのSUV)
ホンダから登場したミドルサイズのSUV「ZR-V」は、セダンライクな走りを求める方に強く響く一台です。 筆者はシビック譲りのプラットフォームとハイブリッドシステムがもたらす、そのスポーティなハンドリングに感銘を受けました。 縦桟のフロントグリルは欧州の高級スポーツカーを彷彿とさせ、街中でも他の国産SUVとは違う異彩を放ってドヤることができます。
ドライビングポジションがセダンに近く設定されているため、これまでスポーツセダンに乗っていた方が乗り換えても、違和感なく運転の楽しさを満喫できるのが最大の特徴です。 内装もボルドーカラーを選ぶことができるなど、大人の色気を感じさせる仕上がりになっています。
良い点と悪い点
・良い点
- シビック譲りのシャシーが生み出すSUVらしからぬスポーティな走り
- 欧州プレミアムモデルのような色気のあるフロントデザイン
- ドライバー中心に設計された操作性の高いコックピット
・悪い点
- 後部座席や荷室の広さは同クラスのライバル車と比較すると少し狭い
- フロントマスクのデザインが個性的で好みが分かれる部分がある
ホンダ ZR-V 主要諸元
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,570mm / 1,840mm / 1,620mm |
| エンジン | 1.5L VTECターボ / 2.0L e:HEV (ハイブリッド) |
| 燃費 (WLTCモード) | 14.5km/L〜22.1km/L |
| 車両本体価格 | 約304万円〜434万円 |
まとめ
今回のレビューでは、周囲から一目置かれ、しっかりとドヤれる国産SUVを格付け形式で紹介してきました。 圧倒的な王者の風格を求めるならTier1のレクサスLXやランクル300、都会的で洗練されたステータスを求めるならTier2のレクサスRXやクラウンスポーツが最適です。 また、セダンからSUVへ乗り換える方にとっては、走りの質や内装の高級感がセダンに匹敵するかどうかが重要なポイントになります。
この記事で紹介したモデルは、どれもその厳しい基準をクリアし、あなたの所有欲を確実に満たしてくれる名車ばかりです。 ライフスタイルやご予算、そして「どのようにドヤりたいか」という直感に従って、最高の愛車を見つけてください。
筆者情報
筆者: モータージャーナリスト兼コラムニストとして活動。 慶應大学卒業後、大手自動車会社に就職。 車両開発に携わり、その後出版業界へ転身。 自動車ジャーナリストへの憧れから独立し、現在に至る。 愛車はレクサスLFA、日産GTR R34など。 セダンからSUVまで幅広いジャンルの名車を乗り継ぎ、読者の心に響くリアルなレビューを届けている。