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Switch 2

【FFTリメイク】40時間ガチレビュー|良い点と悪い点を徹底解説|イヴァリース

編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、2025年9月30日に発売されたばかりの話題作、『ファイナルファンタジータクティクス イヴァリース クロニクルズ』を買おうかどうか、その内容が気になっていると思います。 オリジナル版からのファンも、今回初めて触れる方も、本作が単なる懐古趣味の移植なのか、それとも現代に蘇るべき傑作なのか判断に迷っていることでしょう。

この記事を読み終える頃には、本作の良い点、悪い点、そしてあなたがこのイヴァリースの歴史に足を踏み入れるべきかどうかの疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  • シナリオテキスト1.6倍増による圧倒的な物語の厚み
  • 倍速機能と召喚魔法の調整によるバトルテンポの劇的改善
  • フルボイス化がもたらすキャラクター感情の解像度向上
  • 獅子戦争版要素の未収録などファンが知るべき注意点

 

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ファイナルファンタジータクティクス リメイクの概要

伝説のシミュレーションRPGが、令和の時代に『イヴァリース クロニクルズ』として復活しました。 元々、PlayStationで発売されたオリジナル版の時点で「完成された作品」としての呼び声が高かった本作。 それが最新の技術と解釈を加えてリマスターされたとなれば、注目が集まるのは必然と言えるでしょう。

私はオリジナル版を何周もやり込み、PSP版も遊び尽くしてきました。 そんな私が今回のリメイク版をエンディングまでプレイし、隠しダンジョンまで足を運んだ結論から申し上げます。

「やっぱり、めちゃくちゃ面白かった」です。 当時の面白さをそのままに、現代の環境に合わせて最適化された部分は、一度知っている物語であるにも関わらず、「早く続きがやりたい」「時間が足りない」と思わせてくれる没入感がありました。

しかし、すべてが完璧だったわけではありません。 長年のファンだからこそ感じる「惜しい点」や、現代のゲーム水準と照らし合わせた時の「違和感」も確かに存在しました。 本レビューでは、忖度なしにそれらの要素をすべて掘り下げていきます。

まずは、オリジナル版と今回のリメイク版の主な違いを比較表にまとめました。

項目 オリジナル版 (PS) リメイク版 (イヴァリース クロニクルズ)
ボイス なし フルボイス対応
シナリオ オリジナル準拠 テキスト量約1.6倍 (解説・心理描写追加)
バトル速度 等速のみ 常時倍速機能あり
召喚魔法 発動が遅い 発動短縮 (即戦力化)
源氏装備 入手不可 (バグ級) 「盗む」で入手可能
追加要素 サウンドテスト、用語録の強化
PSP要素 未収録 (ムービー、追加ジョブ等なし)

ここからは、各要素について深掘りしていきましょう。

ストーリーの深化とテキストの増量

シナリオの重厚さと1.6倍の加筆

本作の最大の魅力は、なんといってもその重厚なストーリーにあります。 「イヴァリース」という架空の世界を舞台に繰り広げられるのは、単純な勧善懲悪のファンタジーではありません。 政治、宗教、貧富の差、そして身分差別。 これらが複雑に絡み合い、表の歴史と裏の歴史が同時に進行していく様は、まるで大河ドラマを見ているかのような重みがあります。

表の歴史は、平民出身の英雄として名を馳せていくかつての親友「ディリータ」。 裏の歴史は、異端者として追われながらも真実を追求する主人公「ラムザ」。 この二人の対比構造が、プレイヤーの心を強く揺さぶります。

今回のリメイクにあたり、特筆すべきはシナリオテキストがオリジナル版比で約1.6倍に増加している点です。 「1.6倍」と聞くと、新しいエピソードや分岐が大量に追加されたのかと期待される方もいるかもしれません。 しかし、実際には「物語の解像度を上げるための加筆」がメインとなっています。

具体的には、これまでプレイヤーの想像に委ねられていたキャラクターの心情や、複雑に入り組んだ陣営の背景事情などが、追加テキストによって丁寧に補完されています。 後半になるにつれて敵味方の思惑が入り乱れ、難解になりがちだった展開も、この加筆のおかげで「なぜ彼が裏切ったのか」「なぜこの組織が動いたのか」がスムーズに理解できるようになりました。

バトル中の会話劇とテンポへの影響

テキストの増量は、ストーリーパートだけでなく、バトル中の会話にも大きく影響しています。 オリジナル版では黙々と剣を交えていた場面でも、リメイク版では敵味方がそれぞれの「正義」を主張し合うシーンが大幅に増えました。

これはキャラクターの深掘りという点では非常に評価できるポイントです。 敵役であっても、彼らなりの理屈や譲れない信念があり、それを言葉にしてぶつけ合います。 「もし自分が彼らの立場だったら、同じことをしたかもしれない」と思わせる説得力が生まれ、単なる敵キャラ以上の存在感を放つようになりました。

一方で、この変更はゲームのテンポ感に少なからず影響を与えています。 バトルの最中に長尺の会話が挟まるため、「早く操作させてくれ」「今は戦いに集中したい」と感じる場面も正直ありました。 特に、お互いの自己主張をレスバトル(口論)のように延々と続けるシーンでは、プレイヤーによっては「話が長い」と感じてしまう可能性があります。

ただ、この豊富な会話劇を楽しむためのコツもあります。 それは、出撃メンバーに「主要キャラクター」を組み込むことです。 アグリアスやオルランドゥといったストーリーに関わるキャラを戦闘に参加させておくと、彼ら専用の追加セリフが発生することがあります。 オリジナル版では正式加入後に影が薄くなりがちだった彼らが、物語の最後までしっかりと存在感を示してくれるのは、ファンとして嬉しい誤算でした。

フルボイス化による感情表現の進化

声優の演技が吹き込む命

今回のリメイクで最も衝撃を受けたのが、フルボイス化による演出の強化です。 元々、テキストを読む小説のような楽しみ方が主体だった本作ですが、ボイスが付いたことで物語への没入感が段違いに深まりました。

キャラクターの表情変化や身振り手振りが少ないゲームデザインにおいて、声優陣の演技が感情のすべてを背負っていると言っても過言ではありません。 特に印象的だったのは、序盤の憎まれ役である「アルガス」の演技です。 「家畜」という言葉を用いて平民を蔑む彼の歪んだ選民思想が、声のトーンや言い回しによって、オリジナル版以上に生々しく、そして不快(褒め言葉です)に表現されています。 彼に対するこちらの怒りや義憤も自然と高まり、ストーリーへの感情移入を加速させてくれました。

ガフガリオンとの決着と追加セリフ

フルボイス化とテキスト加筆の恩恵を最も強く感じたシーンの一つが、物語中盤の「ガフガリオン」との決着です。 ネタバレになるため詳細な展開は伏せますが、ここではオリジナル版にはなかった大幅なセリフ追加が行われています。

かつては金で動く傭兵として割り切った関係に見えた二人。 しかし、今回のリメイクでは、ラムザがガフガリオンに対して抱いていた複雑な敬意や、ガフガリオンがラムザに向けていた不器用な情のようなものが、追加セリフと声の演技によって鮮明に描かれています。

特にラムザが最後に放つ「実を言うとな、俺も嫌いじゃなかったぜ。さよなら、ガフガリオン」というセリフ。 オリジナル版のテキストだけでは、やや淡白に別れを告げているようにも受け取れました。 しかし、そこに声優の感情の乗った演技が加わることで、「感謝」と「決別」がないまぜになった、震えるような名シーンへと昇華されています。 これを聞くだけでも、リメイク版をプレイする価値があると断言できます。

主人公ラムザの声に関しては、長年のファンそれぞれに「脳内ボイス」が存在するため、最初は違和感を覚えるかもしれません。 私もプレイ開始直後は少しイメージとの乖離を感じました。 しかし、物語が進み、ラムザが悩みながらも自らの正義を確立していく過程を見守るうちに、チャプター4あたりでは「この声こそがラムザだ」と確信するに至りました。 違和感は一時的なもので、プレイを続ければ必ず馴染むはずです。

バトルシステムの改善と課題

召喚士の復権とゲームバランス

シミュレーションRPGの肝であるバトルシステムにも、現代的な調整が施されています。 最も大きな変更点であり、個人的に嬉しかったのが「召喚士(召喚魔法)」の大幅な強化です。

オリジナル版をご存知の方は、「チャージタイム(CT)」の悩ましさを覚えているでしょう。 強力な魔法ほど発動までに時間がかかり、詠唱中に敵に逃げられたり、逆に味方を巻き込んでしまったりと、使い勝手が非常に悪いものでした。 そのため、派手な召喚魔法は実戦では敬遠されがちでした。

しかし、今回のリメイクではこのチャージタイムが劇的に短縮されています。 黒魔法と同じような感覚で、広範囲・高威力の召喚魔法を連発できるようになりました。 しかも召喚魔法は「敵味方を識別する(味方を巻き込まない)」という特性を持っているため、乱戦時には無類の強さを発揮します。 MP管理さえしっかり行えば、戦場の主役として活躍できるジョブに生まれ変わりました。

一方で、FF7からのゲスト参戦キャラクターである「クラウド」に関しては、評価が難しいところです。 彼のリミット技もチャージタイムが必要なタイプだったため、オリジナル版では使い物になりませんでした。 今回、多少の発動短縮はなされたものの、同じくゲストキャラである「オルランドゥ」があまりにも強すぎるため、霞んでしまっています。 オルランドゥは加入直後から「聖剣技」「暗黒剣」「剛剣」のすべてを使用でき、ダメージも桁違い。 「バランスブレイカー」としての爽快感は相変わらずで、彼が加入した瞬間からゲームの難易度が激変する「オルランドゥ無双」は健在です。

倍速機能と視認性の問題

プレイアビリティの面では、常時「倍速機能」が搭載されたことが最大の評価点です。 シミュレーションRPGはどうしても戦闘時間が長くなりがちですが、この機能のおかげでサクサクと進行できます。 敵の思考時間や移動モーションを短縮できるため、レベル上げの作業も苦になりません。 また、画面左側に行動順序(ターンリスト)が常時表示されるようになったのも、戦術を立てる上で非常に助かりました。

しかし、マップの視認性に関しては課題が残ります。 FFT特有のクォータービュー(斜め見下ろし視点)は、高低差のあるマップや建物の影にキャラクターが隠れてしまうことが多々あります。 リメイク版では、コマンド選択時に真上からの視点に切り替えられる機能が追加されましたが、常時その視点でプレイできるわけではありません。

倍速で戦闘が進む中、カメラアングルによっては「今、誰が攻撃されたのか?」「誰が戦闘不能になったのか?」が瞬時に判断できない場面がありました。 キャラクターがオブジェクトの影に入った際の透過処理などはありますが、もう少しカメラワークの自由度や、遮蔽物の自動透過などの配慮があれば、より快適だったと感じます。

断末魔の変更と演出の好み

細かい点ですが、バトルにおける「断末魔」の変更は、ファンの間で好みが分かれるポイントでしょう。 オリジナル版では、敵を倒した際に「ギャー!」「うわぁー!」といった特徴的なSE(効果音)が鳴り響いていました。 不謹慎かもしれませんが、あの独特のSEが「敵を撃破した」という爽快感に繋がっていた側面があります。

今回のリメイクでは、この共通SEが廃止され、代わりに各キャラクターの声優による演技(捨て台詞やうめき声)に変更されています。 派手に叫んでくれる時は良いのですが、ボソボソと呟くような最期の言葉の場合、倍速プレイ中だと聞き逃してしまうことがありました。 「あれ? いつの間にか敵が消えている」という状況が発生しやすく、撃破の達成感が薄れてしまったのは個人的に残念な点です。 オプションで「クラシックSE」などを選べる機能があれば完璧だったかもしれません。

育成システムの魅力と中毒性

ジョブポイント稼ぎの沼

FFTを「神ゲー」と言わしめる最大の要因、それが「ジョブシステム」による育成の中毒性です。 この面白さはリメイク版でも一切損なわれていません。 いや、むしろ倍速機能のおかげで、より深くその沼にハマれるようになりました。

基本職の「見習い戦士」や「アイテム士」から始まり、レベルを上げることで「ナイト」「モンク」「黒魔道士」といった上位職が解放されていきます。 各ジョブには魅力的なスキルが多数設定されており、それらを習得するための「ジョブポイント(JP)」を稼ぐ作業が、とにかく楽しいのです。

FFT特有の稼ぎ方である「味方同士で石を投げ合って経験値を得る」というシュールな光景も健在です。 敵を一人だけ残して無力化し、あとはひたすら味方を殴ったり、回復したり、補助魔法を掛け合ったりしてJPを稼ぐ。 「あと少しで『二刀流』が覚えられる」「『算術』をマスターしたい」という欲求が、プレイヤーを終わりのない育成作業へと駆り立てます。

評価の高いジョブと源氏装備

今回改めてプレイして感じたのは、「モンク」の圧倒的な使いやすさです。 HPとMPを回復し、状態異常まで治せる「チャクラ」。 遠距離攻撃可能な「地烈斬」。 そして死亡した味方を一定確率で蘇生させる「蘇生」。 これらをノーコストで使えるモンクは、序盤から終盤までパーティの要となります。

また、FFTの醍醐味である「アビリティの組み合わせ」も楽しすぎます。 忍者のサポートアビリティ「二刀流」をセットしたモンクで2回攻撃を叩き込んだり、シーフの「盗む」で敵の装備を丸裸にしたり。 戦略の幅は無限大です。

特筆すべき変更点として、伝説の「源氏装備」がついに盗めるようになったことが挙げられます。 オリジナル版では、とあるボスの装備欄に「源氏の小手」などの強力な装備が表示されているにも関わらず、盗む確率が0%(仕様上不可能)という、生殺しのような状態でした。 当時の攻略本に「確率は低いが盗める」といった誤情報が載ったこともあり、多くのプレイヤーが青春を費やして絶望した案件です。 リメイク版ではこの悲劇が解消され、しっかりと育成したシーフであれば盗めるようになっています。 「盗む」が成功し、レアアイテムを入手した時の脳汁が出る感覚は、本作ならではの快感です。

獅子戦争版要素の未収録と不満点

なぜ「完全版」ではないのか

本作に対する最大の不満、そしてネット上で多くの議論を呼んでいるのが「PSP版『獅子戦争』の追加要素が含まれていない」という点です。 PSP版で追加された「暗黒騎士」「たまねぎ剣士」といったジョブや、人気キャラクター「バルフレア」「ルッソ」の参戦、そして美麗なアニメーションムービー。 これらは今回の『イヴァリース クロニクルズ』には収録されていません。

開発側の意図としては、「初代PlayStation版の純粋なリマスター」を目指したということでしょう。 世界観の統一や、オリジナル版の雰囲気を重視した結果なのかもしれません。 しかし、プレイヤー側からすれば「せっかく令和に出すなら、全部入りの完全版であってほしかった」というのが正直な感想です。

特に「暗黒騎士」は育成のロマン枠として非常に魅力的でしたし、バルフレアなどのゲストキャラもお祭り感があって楽しかった記憶があります。 すでに存在するコンテンツをあえて削ってしまったことで、「ボリューム不足」や「手抜き」といった印象を持たれてしまうのは避けられないでしょう。 私としても、トッピング全部乗せの状態でこのイヴァリースを遊び尽くしたかったという悔しさは残ります。

「ファブル構文」と呼ばれる表記

もう一つ、SNSなどで話題になったのが、テキスト内の表記に関する違和感です。 セリフの語尾や間に「──」というダッシュ(長い棒線)が多用されていることが指摘されています。 これは人気漫画『ザ・ファブル』の特徴的なセリフ回しに似ていることから、ネットスラングで「ファブル構文」などと呼ばれています。

静止画のスクリーンショットで見ると、確かにこの棒線は目立ちますし、「普通に三点リーダー(…)で良かったのでは?」と感じるのも無理はありません。 ただ、実際にボイス付きでプレイしていると、この棒線が「溜め」や「息遣い」を表現していることが直感的に伝わってくるため、そこまで強烈な違和感にはなりませんでした。 プレイする前は懸念材料の一つでしたが、慣れてしまえば物語への没入を阻害するほどのものではない、というのが私の結論です。

やり込み要素とサウンド

儲け話とサウンドテスト

メインストーリー以外の要素として、「儲け話(酒場の依頼)」も見逃せません。 部隊を派遣して日数を経過させるだけで報酬が得られるシンプルなシステムですが、ここでもテキストの面白さが光ります。 依頼の結果として手に入る「秘境」や「財宝」の解説文には、イヴァリースの歴史や世界観を補完する設定が詰め込まれており、読み物として非常に質が高いのです。 何の役にも立たないアイテムであっても、それを見つけてきたというだけでワクワクさせてくれる。 この「ロマン」こそが、FFTの隠れた魅力と言えるでしょう。

また、クリア後には「サウンドテスト」が解放されます。 崎元仁氏らが手掛けたFFTのBGMは、ゲーム音楽史に残る傑作揃いです。 荘厳なオーケストラ調の曲から、緊迫感あふれる戦闘曲まで、すべての楽曲を自由に聴けるようになったのは、ファンへの素晴らしいプレゼントと言えます。

難易度とプレイ時間

ゲーム全体のボリュームとしては、ノーマルモードでストーリーを追うだけなら約30時間〜40時間程度でクリア可能です。 ただし、これはあくまでスムーズに進んだ場合の話。 ジョブ育成やサブイベント、そして高難易度ダンジョン「ディープダンジョン」への挑戦を含めれば、プレイ時間は優に100時間を超えるでしょう。

難易度に関しては、かつてのトラウマメーカー「ウィーグラフ戦」なども含め、全体的にマイルドに調整されている印象を受けました。 特に倍速機能やAIの調整により、理不尽なハマり方はしにくくなっています。 かつてセーブポイントの罠(連戦の途中でセーブしてしまい、詰む現象)に泣かされた方も、今回は安心して挑んでください。 もし歯ごたえを求めるのであれば、最初から「ハードモード」を選択することを強くおすすめします。

まとめ:今、イヴァリースを旅するべきか

最後に、改めて『ファイナルファンタジータクティクス イヴァリース クロニクルズ』の良い点と悪い点をまとめます。

良い点

  • 1.6倍に増量されたテキストが物語の深みを劇的に向上させている
  • フルボイス化と声優の熱演により、感情移入度が段違いに高い
  • 倍速機能の実装で、周回やレベル上げが快適になった
  • 召喚魔法の強化など、ジョブバランスが現代的に見直されている
  • BGMや世界観の構築は、今なお色褪せない最高峰の出来

悪い点(気になった点)

  • PSP版(獅子戦争)の追加要素が含まれておらず、完全版ではない
  • バトル中の会話イベントが長く、テンポを削ぐ場面がある
  • マップの視認性やカメラワークに若干のストレスが残る
  • 独自のテキスト表記(ファブル構文)は好みが分かれる

結論:買いか、なしか

間違いなく「買い」です。 細かい不満点は確かに存在しますが、それを補って余りあるほどの「面白さ」と「熱量」が本作には詰まっています。 特に、重厚なファンタジー物語を楽しみたい方、コツコツとキャラクターを育てるのが好きな方にとっては、これ以上の作品はそうそうありません。

かつてイヴァリースを旅した英雄たちも、まだ見ぬ真実を探求する新規の冒険者も。 ぜひこの機会に、リマスターされた伝説の世界へ飛び込んでみてください。 そこには、石を投げ合って絆を深めた、あの懐かしくも新しい戦場が待っています。

ネットの世界では、他人の意見に対して心無い言葉の石を投げる人もいるかもしれません。 ですが、そんなことで経験値は入りません。 どうせ石を投げるなら、FFTの世界で仲間と投げ合い、ジョブポイントを稼いで強くなりましょう。 その方が、人生はずっと豊かで楽しいはずですから。

それでは、イヴァリースの戦場でお会いしましょう。