編集デスク お受験攻略ライターの西野マイです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、東京都市大学付属小学校に合格する子の特徴や家庭での対策が気になっていると思います。 日本一中学受験に強いと言われる同校の受験は、多くの方が関心を寄せています。
この記事を読み終える頃には、東京都市大学付属小学校の合格に向けた家庭教育や面接対策の疑問が解決しているはずです。
- 素直で前向きに行動できる姿勢の育成
- 正しい鉛筆の持ち方と基礎学力の定着
- 遊びの中で探究心を育む日常的な習慣
- 学校の教育方針に合致した面接の準備
それでは解説していきます。
東京都市大学付属小学校とは : 学校情報と独自の魅力
東京都市大学付属小学校の教育理念 : 教育方針と高い目標
東京都市大学付属小学校は、高い学力と豊かな人間性を育むことを目標としています。 自ら考え、行動できる自立した児童の育成に力を入れています。
中学受験を前提としたカリキュラムが組まれているのが大きな特徴です。 そのため、学習に対する意欲が高く、切磋琢磨できる環境が整っています。
学校全体で子供たちの知的好奇心を刺激する工夫が随所に見られます。 単なる詰め込み教育ではなく、本質的な理解を促す指導が行われています。
卒業生は難関中学校へ多数進学しており、その実績は高く評価されています。 学校と家庭が連携し、目標に向かって進む姿勢が求められます。
進学実績と中学受験サポート : 進学先と手厚い指導
日本一中学受験ができる小学校と話題になるほど、その進学実績は圧倒的です。 開成、麻布、駒場東邦、桜蔭、女子学院など、名立たる難関校への合格者を毎年輩出しています。
学校の授業自体が中学受験を見据えたハイレベルな内容となっています。 高学年になると、より実践的な演習や進路指導が手厚く行われます。
塾に通う児童も多いですが、学校側もそれを否定せず、むしろサポートする体制があります。 学校の宿題と塾の課題を両立させるためのタイムマネジメント能力も在学中に鍛えられます。
同じ目標を持つ仲間が多いことで、受験期のモチベーション維持がしやすい環境です。 保護者にとっても、学校が中学受験に理解があることは大きな安心材料となります。
施設や教育環境 : 充実した設備と学習環境
世田谷区成城という閑静な住宅街に位置し、落ち着いた環境で学習に取り組むことができます。 充実した理科室や図書室など、知的好奇心を満たすための設備が整っています。
特に理科教育には定評があり、実験や観察を通じて本物の知識を身につけます。 ICT教育にも力を入れており、最新のデジタル機器を活用した授業も日常的に行われています。
グラウンドや体育館も完備されており、体力作りや運動能力の向上にも適した環境です。 学習面だけでなく、情操教育や体力づくりもバランスよく行われています。
施設全体が清潔に保たれており、子供たちが安全に過ごせる配慮が行き届いています。 こうした恵まれた環境が、高い学習効果を生み出す土台となっています。
募集要項と入試倍率 : 高い人気を誇る入試の現状
東京都市大学付属小学校の入試は、毎年非常に高い倍率となります。 特に男子の倍率は高く、厳しい競争を勝ち抜くための入念な対策が不可欠です。
試験内容は、ペーパーテスト、行動観察、運動、面接など多岐にわたります。 どの分野においても、基礎がしっかりと身についているかが厳しく問われます。
募集人数は男女合わせて限られており、事前の学校研究と家庭での準備が合否を分けます。 幼児教室での対策に加えて、家庭での継続的なサポートが必須と言えます。
最新の募集要項は必ず学校の公式発表を確認し、変更点がないかチェックしてください。 願書の配布時期や提出期限など、スケジュール管理も受験対策の重要な一部です。
学費と諸経費の目安 : 6年間の教育投資の比較
私立小学校の受験を検討する際、学費や諸経費の把握は避けて通れません。 東京都市大学付属小学校は、その充実した教育環境に見合った費用が必要となります。
以下は、一般的な私立小学校と東京都市大学付属小学校の初年度納入金の目安の比較です。 具体的な金額は年度によって変動する可能性があるため、必ず学校案内部等で最新の情報をご確認ください。
| 項目 | 東京都市大学付属小学校(目安) | 一般的な私立小学校(目安) |
|---|---|---|
| 入学金 | 約300,000円 | 約250,000円〜350,000円 |
| 授業料(年額) | 約500,000円 | 約400,000円〜600,000円 |
| 施設維持費等 | 約150,000円 | 約100,000円〜200,000円 |
| その他諸経費 | 約100,000円 | 約50,000円〜150,000円 |
| 初年度合計 | 約1,050,000円 | 約800,000円〜1,300,000円 |
この表からもわかるように、一般的な私立小学校の平均的な費用感と同水準です。 しかし、中学受験を見据えた教育内容を考慮すると、教育投資としての価値は非常に高いと言えます。
これに加えて、高学年になると学習塾の費用もかかってくるご家庭が大半です。 6年間のトータルコストと、その後の進路を見据えた資金計画を立てておくことが重要です。
学校説明会と公開行事 : 志望校理解を深める機会
合格を勝ち取るためには、学校説明会や公開行事への参加が極めて重要です。 実際に学校に足を運び、先生方や在校生の様子を見ることで、ネットにはない情報を得られます。
教育理念やカリキュラムの詳細な説明を聞くことで、家庭の教育方針とのすり合わせができます。 このすり合わせができているかどうかが、後の願書作成や面接で大きく影響してきます。
夏休みの自由研究の展示など、児童の実際の作品を見られる機会は逃さないでください。 「本当に小学生が作ったのか」と驚くようなハイレベルな研究作品が並んでいます。
こうした展示を見ることで、学校が求めている探究心のレベルを具体的に把握できます。 お子様と一緒に見学に行くことで、お子様自身のモチベーションアップにも繋がります。
東京都市大学付属小学校に合格する子の特徴 : 求められる人物像
素直で前向きな姿勢 : 試験中のアドバイスへの対応
東京都市大学付属小学校に合格するお子様の最大の特徴は、素直で前向きであることです。 年代付属の入試では、試験中に先生から直接アドバイスを受けられる場面があります。
例えば「ここ、間違っているよ」と声をかけられた時の反応が評価の対象となります。 その言葉を素直に受け止め、前向きに行動を修正できるかが見られているのです。
中学受験という長く困難な道のりを見据えているからこその評価基準です。 素直で真っすぐな気持ちを持ったお子様に入学してほしいという学校の思いが表れています。
指摘されても「ありがとうございます、もう1度やってみます」という態度が自然に取れる子が合格に近づきます。 言い訳をしたり、拗ねてしまったりする態度は大きな減点対象となります。
基礎学力の定着 : 正しい鉛筆の持ち方と運筆力
2つ目の特徴は、基礎がしっかりと身についており、鉛筆を正しく持てることです。 同校のペーパーテストは、1つのテーマにつき4問ほどが段階的に出題されるスタイルです。
どれだけ難しい応用問題が解けても、基礎が崩れていれば評価は上がりません。 ペーパーの中には、濃く薄く塗る、重ねて塗るなど、鉛筆のコントロールを見る課題が含まれます。
つまり、しっかりと鉛筆を握り、筆圧をコントロールできなければ対応できません。 正しい持ち方ができていないと、長時間の試験において集中力や持続力に差が出てしまいます。
正しい姿勢と持ち方で、基礎問題を丁寧に解ける習慣がついているかが大きな分かれ道になります。 日々の学習で、答えが合っているかだけでなく、解くプロセスや姿勢も確認しましょう。
知的好奇心と探究心 : なぜどうしてを追求する力
3つ目の特徴は、好奇心旺盛で探究心に溢れるお子様であることです。 学校見学会などで展示される夏休みの自由研究のクオリティの高さがそれを物語っています。
「なぜだろう」「どうしてだろう」と日常的に疑問を持ち、自分で調べる習慣がある子が集まっています。 入試においても、お子様の小さな疑問を見逃さず、どこまで深く追求できるかが評価されます。
遊びの中にある自然な仮説と検証のサイクルを楽しめるお子様が求められています。 与えられた知識を覚えるだけでなく、自ら知識を掴みに行こうとする姿勢が重要です。
こうした知的好奇心は、一朝一夕の詰め込み学習で身につくものではありません。 幼少期からの家庭環境や、親子のコミュニケーションの中で育まれていくものです。
他者と協調できる社会性 : 行動観察で見られる協働力
ペーパーテストだけでなく、行動観察の試験も非常に重要なウェイトを占めています。 グループで1つの課題に取り組む際、お友達とどのように関わるかが細かく観察されます。
自分の意見ばかりを主張するのではなく、他者の意見に耳を傾ける協調性が求められます。 同時に、リーダーシップを発揮して場をまとめる力も高く評価されます。
道具の貸し借りや、順番を守るといった基本的な社会性が身についているかは最低条件です。 トラブルが起きた際に、子供たち同士でどのように解決に導くかという問題解決能力も見られます。
家庭内だけでなく、幼稚園や保育園、公園などでお友達と関わる経験を積むことが対策となります。 多様な価値観に触れ、他者を思いやる心を育む教育を心がけてください。
指示を正確に聞く力 : 複雑な課題への対応力
小学校受験全般に言えることですが、指示を一度で正確に聞き取る力が必須です。 特に東京都市大学付属小学校の入試では、複雑な指示が出されることもあります。
先生の話を最後まで集中して聞き、記憶に留め、その通りに行動する能力が求められます。 聞き漏らしや勘違いは、ペーパーテストや巧緻性の課題において大きな失点に繋がります。
普段の生活から、ご両親の指示を1回で聞く習慣をつけることが重要です。 「あれ取ってきて」といった短い指示から始め、徐々に条件を増やして練習しましょう。
また、指示を聞く際の姿勢やアイコンタクトも、面接や行動観察で評価されるポイントです。 相手の目を見て、話が終わるまで静かに聞くという基本的なマナーを徹底してください。
困難に立ち向かう忍耐力 : 中学受験を見据えた精神の強さ
入学後、大半の児童が過酷な中学受験という目標に向かって進むことになります。 そのため、小学校入学の段階で、困難から逃げない忍耐力が備わっているかが重視されます。
難しい課題に直面した時、すぐに諦めてしまうようでは中学受験を乗り越えられません。 粘り強く考え、最後までやり遂げようとする精神的な強さが求められているのです。
この忍耐力は、日常の遊びやお手伝いなど、些細なことの積み重ねで培われます。 ブロック遊びで複雑な形に挑戦したり、パズルを完成させたりする経験が有効です。
ご両親がすぐに答えや手助けを与えず、子供自身が試行錯誤する時間を見守ることも大切です。 自分の力で困難を乗り越えた経験が、確固たる自信と忍耐力を育みます。
豊かな表現力とコミュニケーション : 自分の言葉で伝える力
面接試験において、自分の考えを自分の言葉で相手に伝える表現力が問われます。 マニュアル通りの暗記した回答ではなく、子供自身の素直な言葉が心に響きます。
日々の出来事について、「どう思った?」「なぜそうしたの?」と問いかける習慣が大切です。 感情や思考を言語化するトレーニングを重ねることで、表現力は飛躍的に向上します。
大人に対しても物怖じせず、明るくハキハキと挨拶できることもコミュニケーションの第一歩です。 緊張する場面でも、相手の目を見て堂々と受け答えができる度胸を育てていきましょう。
絵本の読み聞かせの後に感想を話し合ったり、家族でディスカッションをする機会を設けるのも効果的です。 多様な言葉に触れ、語彙力を増やすことが豊かな表現力に直結します。
東京都市大学付属小学校に受かるための家庭教育 : 日常生活での取り組み
素直さを育む声かけ : 小さな成功体験と褒める工夫
ご家庭でできることの1つ目は、素直な態度が取れた時にたくさん褒めて伸ばすことです。 受験準備を始める年少から年中さんは、自我が芽生え、自分の思い通りにしたい要求が強くなる時期です。
「自分でやってみたい」という気持ちが強く、親の言うことを素直に聞けない場面も増えてきます。 だからこそ、少しでも素直な様子が見られた時には、全力で褒めてあげることが重要です。
ゴミをゴミ箱に捨てられた、苦手な食べ物を一口食べられた、自分の荷物を自分で持てた。 どんな小さなことでも、ご家族がお願いしたことを素直に聞き入れた瞬間がチャンスです。
「素直に指示を受け入れるとこんなに褒めてもらえるんだ」という成功体験を積ませましょう。 気持ちがいいなと感じることで、お子様が本来持っている素直さを自然に伸ばしてあげることができます。
叱るよりも認めるアプローチ
できないことを叱るよりも、できたことを認めるアプローチが自己肯定感を高めます。 自己肯定感の高い子供は、他者からの指摘も素直に受け入れる心の余裕を持っています。 日々の生活の中で、意識的に褒めるポイントを探す努力をご両親にはお願いしたいです。
基礎問題の反復学習 : 確実な理解を促すペーパー対策
2つ目は、簡単な基礎問題を繰り返し行い、確実に定着させることです。 東京都市大学付属小学校の合格には、盤石な基礎学力が必須条件となります。
基礎学力を身につけるには、感覚や勢いで解くのではなく、徹底的に基礎を繰り返すことが近道です。 1つ1つの問題をしっかりと理解し、なぜその答えになるのかを説明できるレベルまで引き上げます。
焦って難しい問題や大量のペーパーを与えると、お子様は勉強自体が嫌になってしまいます。 まずは簡単な問題をスラスラ解けるようにし、自信をつけさせることが最優先です。
間違えた問題はそのままにせず、なぜ間違えたのかを一緒に考え、丁寧に解説してあげてください。 基礎が完璧になれば、応用問題にも対応できる柔軟な思考力が自然と身につきます。
日常の中の小さな自由研究 : 公園遊びからの仮説と検証
3つ目は、公園での遊びなど日常の中で、小さな自由研究を行うことです。 学校が求める探究心を育むためには、日々の生活の中にある不思議に目を向ける習慣が必要です。
石を拾う、アリやダンゴムシを追いかける、ブランコを漕ぐ、季節の草花を集める。 そんな何気ない遊びをご自宅に帰った後に、親子で振り返ってみてください。
「アリさんはなんでこっちに歩いたのかな?」「どうしてブランコは早く動くのかな?」 ご両親から疑問を投げかけ、お子様に自由に答えさせてみましょう。
その時の答えは間違っていても全く構いません。大切なのは考えるプロセスです。 「じゃあ、アリさんをとおせんぼしたらどうなるかな?」と追加の質問をし、仮説を立てます。
翌日の検証が探究心を育む
そして翌日、もう1度公園に行ってその仮説を実際に確かめてみるのです。 やってみる、振り返る、新しい疑問を見つける、またやってみる。 このサイクルを繰り返すことで、毎日の遊びが自然な自由研究に昇華されます。 自ら疑問を検証することを当たり前にしていくことで、知的好奇心が深く根付いていきます。
正しい生活習慣の確立 : 規則正しいリズムによる自立心
小学校受験において、早寝早起きや朝食をしっかりとるなどの基本的生活習慣は非常に重要です。 生活リズムが整っている子供は、情緒が安定しており、学習への集中力も高くなります。
自分の身の回りのこと(着替え、片付け、トイレなど)を自立して行えるように指導してください。 試験当日に持参した荷物の整理や、脱いだ上着を畳む動作なども評価の対象になり得ます。
朝、余裕を持って起きることで、一日を落ち着いてスタートすることができます。 就寝前の絵本の読み聞かせなど、入眠儀式を取り入れて睡眠の質を高める工夫も効果的です。
規則正しい生活は、心身の健康の土台であり、長丁場の受験を乗り切るためのエネルギー源となります。 ご両親自身が手本となり、家庭全体で健康的な生活リズムを構築していきましょう。
お手伝いを通じた責任感 : 家族の一員としての役割
家庭内でのお手伝いは、責任感や自己有用感を育むための最高の教育ツールです。 配膳を手伝う、靴を揃える、植物に水を与えるなど、毎日続けられる役割を与えてください。
自分の役割を果たすことで家族から感謝される経験は、子供の心を大きく成長させます。 また、手先の器用さ(巧緻性)を鍛えることにも繋がり、一石二鳥の効果があります。
「今日は疲れているからやらなくていいよ」と親が手を出してしまうのは逆効果です。 決めた役割は最後までやり遂げるよう促し、責任感を養う機会を奪わないようにしましょう。
お手伝いを通じて、段取りを考える力や、状況を見て行動する力も自然と身につきます。 これらの力は、行動観察の試験で他者と協力して課題に取り組む際に大いに役立ちます。
本物に触れる週末の過ごし方 : 豊かな経験値の蓄積
ペーパー上の知識だけでなく、実体験に基づく生きた知識が受験では強みになります。 週末は意識して、博物館、美術館、動物園、自然公園などに足を運び、本物に触れさせましょう。
図鑑で見た昆虫を実際に捕まえて観察する、季節の星空を眺めるなどの経験が重要です。 こうした実体験がある子供は、面接で質問された際の回答に深みと具体性が生まれます。
また、季節の行事(お正月、節分、ひな祭りなど)を家庭で大切に行うこともお受験の基本です。 行事の意味や由来を教えながら、季節の花や食べ物に触れる機会を作ってください。
ペーパーテストで季節を問う問題が出た際も、実体験があれば迷うことなく回答できます。 机に向かう学習だけでなく、家族での豊かな体験が子供の知的基盤を強固なものにします。
親子の対話の質を高める : 思考力を深めるコミュニケーション
ご家庭での親子の会話の質が、子供の思考力や表現力に直結します。 単なる報告のやり取りではなく、「なぜ」「どうして」を深掘りする対話を心がけてください。
子供が何か失敗した時も、頭ごなしに怒るのではなく「どうしてこうなったと思う?」と問いかけます。 原因を自分で考えさせ、次にどうすれば良いかを導き出すサポートをするのが親の役割です。
テレビやニュースを見ながら、「〇〇ちゃんはどう思う?」と意見を求めるのも良い訓練になります。 正解のない問いに対して、自分なりの考えを持ち、言語化する習慣が面接対策にもなります。
親が一方的に話すのではなく、子供の話を最後まで遮らずに聞く傾聴の姿勢も大切にしてください。 自分の意見が尊重される環境でこそ、子供は自信を持って発言できるようになります。
東京都市大学付属小学校の面接対策 : 親子で乗り切る準備
家庭の教育方針の言語化 : 願書と面接のブレをなくす
面接対策の第一歩は、ご家庭の教育方針を明確に言語化し、夫婦間で共有することです。 東京都市大学付属小学校が求める児童像と、ご家庭の教育方針が合致しているかを確認します。
願書に記載した内容と、面接での受け答えに矛盾がないことが絶対条件となります。 「なぜ数ある私立小学校の中から本校を選んだのか」という志望理由は、説得力を持って語れるように準備しましょう。
教育方針は抽象的な言葉ではなく、具体的なエピソードを交えて説明できるようにしておくことが重要です。 「自立心を育てています」と言うだけでなく、「毎朝〇〇を一人でさせています」と具体例を添えます。
夫婦で意見が食い違っていると、面接官に不信感を与えてしまうため、事前のすり合わせは入念に行ってください。 子供の将来像について、夫婦で深く話し合う良い機会でもあります。
父親の面接対策 : 家庭への関わりと学校への理解
小学校受験の面接において、父親の役割は非常に大きく、合否を左右することもあります。 仕事が忙しいからと母親任せにするのではなく、積極的に受験準備に関わる姿勢が求められます。
面接では、休日の子供との過ごし方や、父親から見た子供の長所・短所などがよく聞かれます。 普段から子供としっかりコミュニケーションを取り、成長を把握していなければ答えられない質問です。
また、学校の教育理念や独自のカリキュラムについて、父親自身の言葉で評価を伝えることも重要です。 学校説明会には可能な限り父親も参加し、自分の目で学校の雰囲気を確かめておきましょう。
仕事上の立場を持ち込まず、一人の保護者として謙虚で誠実な態度で面接に臨むことが好印象に繋がります。 面接官は、入学後に学校の方針に協力的に関わってくれる家庭かどうかを見極めています。
母親の面接対策 : 子供の成長の把握とサポート体制
母親に対する質問は、日々の生活習慣や、子供の性格の細かい部分に及ぶことが多いです。 子供が壁にぶつかった時、家庭でどのようにサポートし、乗り越えさせてきたかなどのエピソードを用意しておきましょう。
食事や健康管理、しつけの面で気をつけていることなども頻出の質問事項です。 見栄を張る必要はなく、ありのままの家庭の様子を、ポジティブな言葉に変換して伝える技術が必要です。
専業主婦かワーキングマザーかに関わらず、愛情を持って子供と向き合っている姿勢が伝われば問題ありません。 仕事をしている場合は、限られた時間の中でどのように子供と質の高い時間を過ごしているかを伝えてください。
父親の発言を適度にフォローし、夫婦の仲の良さや家庭の温かい雰囲気をアピールすることも大切です。 面接の場を和やかにする、柔らかな表情と丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
子供の面接対策 : 自分の考えを堂々と伝える練習
子供の面接では、年齢相応の言葉で、自分の考えをしっかりと伝えられるかが評価されます。 大人が作ったような不自然な模範解答を丸暗記させるのは、絶対に避けてください。
自分の名前、幼稚園名、好きな遊び、得意なことなど、基本的な質問には元気よく答えられるよう練習します。 質問の意味がわからなかった時は、黙り込まずに「もう一度お願いします」と言えるように指導しましょう。
面接官の目を見て話す、椅子に正しい姿勢で座り続けるといった、態度面のトレーニングも不可欠です。 家庭内で、お客様を招いた時のような少しフォーマルな設定を作り、ロールプレイングを行うのが効果的です。
最初は上手く答えられなくても、決して否定せず、「こう言えばもっと伝わるよ」と優しくアドバイスしてください。 本番で自信を持って話せるよう、小さな成功体験を積み重ねて面接への苦手意識をなくしていきましょう。
頻出質問への回答準備 : 過去の傾向に基づく事前対策
東京都市大学付属小学校の面接で過去に出題された頻出質問については、あらかじめ回答の軸を用意しておきます。 例えば、「本校のどのような点に魅力を感じましたか」「お子様をどのような大人に育てたいですか」などです。
子供向けには、「お家ではどんなお手伝いをしていますか」「お友達と喧嘩した時はどうしますか」といった質問が予想されます。 これらの質問に対して、ご家庭ならではのオリジナルなエピソードを交えて答えられるように準備します。
回答をノートに書き出し、声に出して読む練習を繰り返すことで、頭の中が整理されます。 ただし、暗記したものを読み上げるような棒読みにならないよう、自分の言葉として自然に話す練習が必要です。
予期せぬ質問が来た際も、慌てずに一呼吸置き、落ち着いて考えてから答える冷静さを身につけましょう。 完璧な回答である必要はなく、誠実に答えようとする姿勢そのものが評価されます。
面接当日の服装とマナー : 第一印象を最適化する身だしなみ
面接において、第一印象を決定づける服装とマナーは、絶対に手を抜けないポイントです。 ご両親は、清潔感があり、控えめで上品な濃紺のスーツ(お受験スーツ)が基本中の基本です。
子供の服装も、華美な装飾のない、きちんとした印象を与えるフォーマルなものを選びます。 サイズが合っていない服や、着慣れなくて子供が落ち着かないような服は避けるべきです。
髪型もすっきりと整え、靴は綺麗に磨いておくなど、細部まで気を配りましょう。 服装だけでなく、控室での待ち時間や、すれ違う先生への挨拶など、学校敷地内での全ての振る舞いが見られています。
親が極度に緊張していると子供にも伝染してしまうため、当日は余裕を持ったスケジュールで行動してください。 「いつも通りで大丈夫」と子供に声をかけ、リラックスした状態で本番を迎えられるよう配慮しましょう。
模擬面接の反復練習 : 本番の緊張感に慣れるための準備
家庭内での練習だけでは、本番特有の緊張感に慣れることは難しいのが現実です。 幼児教室や塾が主催する模擬面接を活用し、見知らぬ大人の前で話す経験を積むことを強くお勧めします。
模擬面接を受けることで、声の大きさ、視線、入退室のマナーなど、客観的な改善点が明確になります。 プロの講師からのフィードバックは、家庭では気づけなかった弱点を補強する貴重な機会となります。
また、他のご家庭の様子を見ることで、自分たちの立ち位置を把握し、新たな気づきを得ることもできます。 本番までに何度も模擬面接を繰り返し、場慣れしておくことが、当日の自信に直結します。
模擬面接で失敗してしまったとしても、それが本番でなくて良かったと前向きに捉え、改善に繋げてください。 万全の準備を整えることで、どのような状況でも実力を発揮できる強さが身につきます。
まとめ
東京都市大学付属小学校は、中学受験を見据えた高い教育水準と、探究心を育む環境が魅力の学校です。 合格を掴み取るためには、学校が求める「素直さ」「基礎学力」「好奇心」を家庭の中で丁寧に育てていくことが不可欠です。
日々の生活の中で、小さな成功を褒め、遊びを通じて疑問を検証する習慣をつけていきましょう。 また、ご両親の面接準備も、合否を左右する重要な要素となります。
本記事で解説したポイントを参考に、ご家庭の教育方針を見つめ直し、入念な対策を進めてください。 お子様の健やかな成長と、受験の成功を心より応援しております。
筆者情報
筆者:西野マイ フリーランスのお受験対策ライター。慶應大学卒業後、中学校受験対策塾、小学校受験対策塾、幼稚園受験対策塾を経て、現在に至る。幅広い学校の知識を有し、各学校の特徴及び受験傾向を熟知している。多くのお受験に悩む家庭をサポートし、合格へと導いてきた実績を持つ。
