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Switch 2

ドンキーコングバナンザのダメなところまとめ|多くのユーザーの不評の声を解説

Nintendo Switch 2のローンチタイトルとして華々しく登場した「ドンキーコングバナンザ」。軽快なアクションと、なんでも壊せる爽快感が話題となり、メディアの評価も非常に高い作品です。

しかし、実際にプレイしたユーザーからは「すぐに飽きた」「値段の割にボリュームが…」といった厳しい声が聞こえてくるのも事実。

引用 : ニンテンドーオンライン

「高価なフルプライスソフトだから、絶対に失敗したくない!」

そう考えているあなたのために、この記事では発売日から遊び倒している私が、ネットで囁かれている「ドンキーコングバナンザ」のダメなところ、不評の声を徹底的にまとめ、解説していきます。

購入を迷っている方は、ぜひ最後まで読んで、後悔しないための判断材料にしてください。

記事のポイント

  • なぜ「ボリュームがスカスカ」と言われるのか、その本当の理由
  • 多くのプレイヤーが感じる「単調さ」と「作業感」の正体
  • シリーズ経験者がガッカリする「簡単すぎる難易度」の問題点
  • 購入するべきかどうかの最終判断基準

ドンキーコングバナンザのボリュームに関する不評の声

まず、多くのユーザーが不満点として挙げているのが「ボリューム不足」の問題です。せっかくの新作、長く楽しみたいと思うのは当然のこと。しかし、本作のボリュームは期待を裏切るものだったという声が後を絶ちません。

引用 : ニンテンドーオンライン

メインストーリーが10時間未満?短すぎる問題

本作最大の課題として指摘されているのが、メインストーリーの短さです。

「え、もう終わり?」

クリアした多くのプレイヤーが、そう感じたのではないでしょうか。攻略情報を見ずに、寄り道もそこそこにプレイした場合、クリアまでの時間は約10時間程度。アクションゲームに慣れているプレイヤーであれば、6時間~8時間でエンディングを迎えてしまうことも珍しくありません。

もちろん、ゲームの面白さはプレイ時間だけで決まるものではありません。しかし、ドンキーコングバナンザはフルプライス、つまり最高価格帯のソフトです。その価格に見合うだけの体験が得られるかというと、正直なところ疑問符が付きます。

「ゲーム自体は面白いのに、このボリュームはあまりにも寂しい」

SNS上では、ゲームのクオリティの高さを認めつつも、その短さに落胆する声が数多く見受けられました。面白いからこそ、もっとこの世界に浸っていたい。そんなプレイヤーの思いとは裏腹に、物語はあっけなく幕を閉じてしまうのです。

1400個以上の収集要素はただの水増しなのか?

開発側もストーリーの短さは認識していたのでしょう。本作には、そのボリューム不足を補うかのように、膨大な数の収集要素が用意されています。

  • クソデカバナナ:700個以上
  • 化石:600個以上

合計で1400個に迫るアイテムが、広大なステージの至る所に隠されています。これらを集めることで、ドンキーのスキルを強化したり、特別な衣装と交換したりすることが可能です。

しかし、この収集要素が「水増し」と批判される原因にもなっています。

ストーリークリアだけなら、これらのアイテムを必死に集める必要はありません。つまり、収集要素はあくまで「やり込みたい人向け」のコンテンツであり、全てのプレイヤーが楽しめるものではないのです。

収集が好きなプレイヤーにとっては、宝探しのような感覚で楽しめるかもしれません。しかし、ストーリーを純粋に楽しみたいプレイヤーにとっては、「メインディッシュが少ないのに、付け合わせだけが大量にある」ような状態。このアンバランスさが、多くのプレイヤーに「ボリューム不足」という印象を植え付けているのです。

クリアしたら終わり?周回プレイの魅力が薄い

アクションゲームの楽しみ方の一つに、何度も繰り返しプレイする「周回プレイ」があります。しかし、ドンキーコングバナンザは、一度クリアしてしまうと、再びプレイする意欲が湧きにくい構造になっています。

もちろん、クリア後には「バナンザの修練」といった高難易度のチャレンジステージが解放されます。しかし、これはあくまでおまけの要素。ストーリーに大きな変化があるわけでもなく、全ての収集アイテムを見つけるという目的がなければ、2周目をプレイする動機付けとしては弱いと言わざるを得ません。

「1日でクリアして、もうやることがなくなった」 「クリア後の要素は、やる気になれない」

収集要素に興味が持てないプレイヤーにとっては、「クリアしたら終わりのゲーム」。これが、本作が「すぐに飽きる」と言われる大きな理由の一つです。

昔のドンキーコングシリーズとの比較で際立つ物足りなさ

スーファミやニンテンドウ64時代のドンキーコングシリーズをプレイしてきた古参のファンにとって、本作のボリュームは特に物足りなく感じるかもしれません。

かつてのシリーズは、一筋縄ではいかないステージ構成と、豊富な隠し要素で、プレイヤーを長時間楽しませてくれました。一つのステージをクリアするのにも試行錯誤が必要で、その達成感は格別でした。

それに比べ、本作は良くも悪くも「サクッと」進めてしまいます。破壊アクションによる爽快感はありますが、じっくりと腰を据えて攻略するような歯ごたえは感じにくい。シリーズファンがドンキーコングという名前に期待する「冒険の密度」が、本作には欠けているのかもしれません。

コンテンツ消費の速い現代ならではの課題

現代は、ゲームの攻略情報がインターネットですぐに手に入る時代です。プレイヤーのコンテンツ消費スピードは、昔とは比べ物にならないほど速くなっています。

このような時代において、10時間足らずでクリアできてしまうゲームは、あっという間に遊び尽くされてしまいます。発売直後の週末でクリア報告が相次ぎ、「もうやることがない」という声が広がるのも無理はありません。

ユーザーの目が肥え、様々なエンターテイメントが溢れる現代において、「最低でも30時間は遊べるボリュームが欲しい」というのが、フルプライスゲームに対する多くのユーザーの本音ではないでしょうか。本作のボリュームは、残念ながらその期待に応えられているとは言えません。

マリオオデッセイとの比較で見るボリューム感

同じ任天堂のアクションゲームとして、よく比較対象に挙げられるのが「スーパーマリオオデッセイ」です。マリオオデッセイも、メインストーリーだけを追えば十数時間でクリア可能です。

しかし、マリオオデッセイがボリューム不足と批判されることはほとんどありません。その理由は、収集要素である「パワームーン」集めが、単なる作業ではなく、探索の楽しさと直結しているからです。多種多様なロケーション、ユニークなミニゲーム、そして発見の喜びに満ちた箱庭ステージの作り込みが、プレイヤーを飽きさせません。

一方、ドンキーコングバナンザの収集要素は、どうしても単調な作業になりがちです。「壁を壊す」「地面を掘る」といったアクションの繰り返しが多く、マリオオデッセイほどの多彩な発見の喜びは感じにくい。この収集要素の「楽しさの質」の違いが、両者の評価を分けていると言えるでしょう。

フルプライス価格に見合っているのか?という疑問

最終的に、不満の声は「価格と内容が見合っていない」という一点に集約されます。

ゲームの作り込み、グラフィック、アクションの爽快感は、間違いなく一級品です。しかし、その素晴らしい体験が、あまりにも早く終わってしまう。これが、多くのプレイヤーが抱く最大の不満です。

インディーズゲームなど、安価で長時間遊べるゲームが数多く存在する中で、フルプライスという価格設定は、ユーザーの期待値を大きく上げます。その高いハードルを、本作はボリュームの面で越えることができなかった。これが、本作に対する厳しい評価の根源にあるのです。

ドンキーコングバナンザのゲーム性に関する不評の声

ボリューム不足と並んで、ゲーム性そのものに対する不満の声も挙がっています。特に「単調さ」と「難易度の低さ」は、多くのプレイヤーが指摘するポイントです。

同じことの繰り返し?単調さを感じるステージギミック

本作の魅力は、地形やオブジェクトを破壊しながら道を作っていく自由度の高い探索にあります。まるで「ゼルダの伝説」シリーズの祠の謎解きをプレイしているような感覚だ、と評価する声もあります。

引用 : ニンテンドーオンライン

しかし、そのギミックのバリエーションは、残念ながら豊富とは言えません。

ゲーム序盤から中盤にかけては、使えるアクションの種類が限られているため、どうしても「氷をマグマに投げる」「チョコレートを壁に付けて足場にする」といった、同じようなパターンの謎解きを繰り返すことになります。

「またこの作業か…」

ステージを進めるうちに、新鮮な驚きよりも既視感が上回ってしまう瞬間が訪れます。特に、壮大な世界観を持つだけに、ギミックのワンパターンさは退屈さを感じさせる大きな要因となっています。終盤になればアクションも増え、多少は単調さが薄れますが、ゲーム体験の大部分を占める序盤から中盤にかけての印象を覆すには至りません。

歯ごたえゼロ?簡単すぎるボス戦の問題

アクションゲームの花形とも言えるボス戦。しかし、本作のボス戦は、多くのプレイヤーにとって「歯ごたえがない」と感じられるでしょう。

引用 : ニンテンドーオンライン

どのボスも行動パターンが非常に少なく、ルーチン化されています。敵の攻撃を避け、隙を見て攻撃する、という決まった手順を数回繰り返すだけで、あっさりと倒せてしまうのです。

「手応えを感じられたのは、ラスボス戦くらい」 「緊張感が全くなかった」

これは、本作が子供でも楽しめるように意図的に調整された結果だと思われます。しかし、かつてのドンキーコングシリーズが持つ「鬼畜」とも言われた高難易度を知るファンからすれば、この簡単すぎるボス戦は物足りなさを感じる以外の何物でもありません。もう少し、プレイヤーの腕が試されるような、手に汗握るバトルが用意されていても良かったのではないでしょうか。

ライトユーザー向けすぎてコアゲーマーは退屈?

本作は、アクションゲームが苦手な人でも気軽に楽しめるように、非常に親切な設計になっています。メインアクションである「破壊」は、敵を倒すだけでなく、障害物を排除するのにも役立ち、ゲーム進行で行き詰まる場面はほとんどありません。

これは「誰でも楽しめる」という任天堂の素晴らしい哲学の表れです。しかし、その一方で、ゲームに慣れ親しんだコアなゲーマーにとっては、この親切設計が退屈さを生む原因にもなっています。

戦略性や高いプレイヤースキルが求められる場面は少なく、ゴリ押しで進めてしまう箇所も多い。ゲームをクリアした時の達成感や、困難を乗り越えた時の喜びといった、コアゲーマーが求める刺激は、本作では得にくいかもしれません。ターゲット層を広く設定した結果、ゲームの奥深さが犠牲になってしまった感は否めません。

収集作業が「面白い」から「面倒」に変わる瞬間

1400個以上という膨大な収集要素は、コンプリートを目指すプレイヤーにとって大きな壁となります。

最初は「こんなところに隠し通路が!」といった発見の楽しさも、数が多くなるにつれて次第に薄れていきます。マップの隅々まで、同じようなアクションで壁や地面をしらみつぶしに探す作業は、楽しさよりも「面倒」という感情を呼び起こします。

特に、攻略情報を見ずに自力でコンプリートを目指すのは至難の業。「探索の楽しさ」が「終わらない作業の苦痛」に変わってしまう瞬間が、多くのプレイヤーに訪れるのです。もう少し数を絞り、一つ一つの発見に価値を持たせるような設計であれば、評価は大きく変わっていたかもしれません。

バナンザ変身の少なさとアクションの単調さ

ドンキーは冒険の途中で、様々な能力を持つ「バナンザ変身」を習得します。パワーに特化した形態や、空を飛び回る形態など、攻略の幅を広げる重要な要素です。

引用 : ニンテンドーオンライン

しかし、これらの変身能力が解放されるのは、ゲームがかなり進んでからです。特に序盤は、基本的なアクションだけで進めていく必要があります。

「できることが少なくて、ゲームプレイが単調に感じる」

新しいアクションが解放されるまでの間、同じような操作を繰り返すことになるため、中だるみを感じやすい構造になっています。もっと早い段階で多様な変身能力が使えれば、ステージ攻略のバリエーションも増え、単調さを感じることなく楽しめたのではないかと惜しまれます。

NPCを破壊できる要素は本当に必要だったか?

本作のユニークな点として、ステージにいる一部のNPC(ノンプレイヤーキャラクター)を殴って破壊したり、体の一部をもぎ取って武器や足場にしたりできる、という要素があります。

これはゲームの自由度の高さや、ユーモアを示すための演出でしょう。しかし、プレイヤーによっては「少し悪趣味」「サイコパス感がある」と感じるかもしれません。

ゲームの本筋に大きく関わるわけでもなく、あくまでお遊びの要素ですが、この奇抜なシステムが、ドンキーコングの世界観に合っているかどうかは、意見が分かれるところでしょう。人によっては、純粋な冒険活劇を楽しみたい中で、不要なノイズと感じてしまう可能性もあります。

まとめ

ここまで、「ドンキーコングバナンザ」の不評の声、ダメなところを詳しく解説してきました。最後に、これまでの内容を総括します。

本作は、なんでも壊せる爽快感や、作り込まれた世界のクオリティなど、素晴らしい点を数多く持った良作であることは間違いありません。決して「クソゲー」などではないのです。

しかし、多くのユーザーが指摘するように、

  1. フルプライスに見合わないストーリーの短さ
  2. 同じことの繰り返しになりがちな単調なゲーム性
  3. 歯ごたえのない簡単すぎる難易度

という、見過ごすことのできない大きな課題を抱えています。

これらの点を踏まえた上で、あなたが「ドンキーコングバナンザ」を買うべきかどうかを判断するための、最後の指針を示します。

<こんな人にはオススメできない>

  • コストパフォーマンスを重視する人(プレイ時間あたりの価格は高めです)
  • 濃密なストーリー体験を求める人(物語はあっさりと終わります)
  • 歯ごたえのある高難易度アクションを求めている人(簡単すぎて物足りないでしょう)
  • 収集やコンプリート要素が苦手な人(ボリューム不足を強く感じます)

<こんな人にはオススメできる>

  • 収集要素が大好きで、何時間でも宝探しに没頭できる人
  • アクションゲーム初心者やお子さんと一緒に楽しみたいファミリー層
  • 難しいことを考えず、とにかく壊してスッキリしたい人
  • プレイ時間よりも、一瞬の楽しさやクオリティを重視する人

高価な買い物だからこそ、後悔はしてほしくありません。このレビューが、あなたの賢明な判断の一助となれば幸いです。自分のゲームスタイルと照らし合わせ、最高のSwitch 2ライフを送ってください!