ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、なぜファンから絶大な人気を誇る「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」のフルリメイクがなかなか発売されず、先に「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」のリメイクが発表されたのか、その理由が気になっていると思います。

特にドラクエ5は、親子三代にわたる壮大なストーリーや「人生の選択」を迫られる結婚イベントなど、シリーズの中でも屈指の名作として語り継がれています。 それだけに、「なぜ5を飛ばして7なんだ?」「スクエニの戦略はどうなっているんだ?」といった疑問や、中には「リメイク費用が安いから7が選ばれたのでは?」といった噂を耳にした方もいるかもしれません。
この記事を読み終える頃には、スクウェア・エニックス(以下、スクエニ)が抱える開発事情や、今後のドラクエシリーズにおけるリメイク戦略についての疑問が解決しているはずです。
記事のポイント
- 天空シリーズを後回しにする戦略的理由
- ドラクエ7リメイク決定の背景にある技術革新
- スクエニが直面する深刻な開発リソース問題
- 今後のドラクエシリーズリメイクの未来予測

なぜドラクエ5のフルリメイクは実現しないのか? ファンの期待と高い壁
多くのファンが待ち望んでいるにもかかわらず、なぜドラクエ5のフルリメイクは発表されないのでしょうか。 そこには、作品が偉大であるがゆえの高いハードルと、リメイクというプロジェクトそのものが抱える現代的な課題が存在します。

ドラクエ5を含む「天空シリーズ」が持つ絶大な人気とリメイクへの高すぎる期待
まず大前提として、「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」「ドラゴンクエストVI 幻の大地」は、ファンの間で「天空シリーズ」として特別な地位を確立しています。 これらの作品は、それぞれが独立した物語でありながら、「天空城」や「マスタードラゴン」といった共通の要素を通じてゆるやかに世界観が繋がっており、シリーズを通してプレイすることでより深い感動を味わえるようになっています。
特にドラクエ5は、その中でも突出した人気を誇ります。 主人公の波乱万丈な人生を、少年時代から父親の死、奴隷生活、そして結婚、出産を経て子供と共に戦うという、まさに「人生」そのものを描いたストーリーは、多くのプレイヤーの心に深く刻まれました。
そして、ドラクエ5を象徴するのが「結婚イベント」です。 幼馴染の活発な女性「ビアンカ」と、大富豪の淑やかな令嬢「フローラ」のどちらを花嫁に選ぶかという選択は、当時のプレイヤーたちを大いに悩ませ、ゲーム史上最も有名な「究極の選択」の一つとして今なお語り草となっています。
これまでにドラクエ5は、スーパーファミコン版のオリジナルに加え、PlayStation 2やニンテンドーDSでリメイクされてきました。 しかし、ファンが今待ち望んでいるのは、グラフィックを少し綺麗にした程度のリマスター版ではありません。 「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」のような、現代の技術で蘇る**「フルリメイク」**です。 キャラクターが生き生きと動き、壮大な世界を自由に冒険できるような、全く新しいドラクエ5を体験したいという熱い想いが、ファンの間には渦巻いています。 このあまりにも高い期待値が、開発側にとって無視できないプレッシャーとなっていることは想像に難くありません。 生半可なクオリティで出せば、間違いなく厳しい批判に晒されるでしょう。 偉大な原作であるがゆえに、リメイクへのハードルは極めて高くなっているのです。
フルリメイクに求められるグラフィック水準と莫大な開発コスト
ファンが高い期待を寄せる「フルリメイク」を実現するには、具体的に何が必要なのでしょうか。 それは、グラフィック、システム、サウンド、ストーリーのすべてを現代の基準に合わせて一から作り直す、莫大なコストと時間、そして優秀な人材です。
ドラクエ11水準が最低ラインという現実
現代のプレイヤーが「フルリメイク」と聞いて思い浮かべるのは、間違いなく「ドラゴンクエストXI」や「ファイナルファンタジーVII リメイク」のようなAAA級タイトルのクオリティです。 キャラクターのモデリング、表情の豊かさ、世界の広がりと密度、シームレスな戦闘への移行など、そのすべてにおいて高い水準が求められます。
ドラクエ5の世界をこのクオリティで再現する場合、サンタローズの村、レヌール城、グランバニア、妖精の村、天空城、そして魔界に至るまで、すべてのマップを3Dで再構築する必要があります。 登場する仲間モンスターたちも、一体一体を高精細な3Dモデルとして作り起こし、それぞれに多彩なモーションを付けなければなりません。 これを実現するための開発費は、数十億円規模になる可能性も十分に考えられます。
長期化する開発期間とリソースの確保
開発費だけでなく、開発期間も大きな課題です。 AAAタイトルの開発には、今や4〜5年、あるいはそれ以上の期間を要することも珍しくありません。 スクエニは現在、最重要プロジェクトの一つとして「ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎」の開発を進めています。 それに加えて、他の大型タイトルも複数並行して開発している状況を考えると、ドラクエ5のフルリメイクだけに大量のリソース(人材・時間・予算)を投下するのは、企業戦略として非常に難しい判断であると言えます。
つまり、ドラクエ5のフルリメイクが実現しない背景には、「ファンの期待に応えるには莫大なコストがかかるが、現在のスクエニにはそのためのリソースを割く余裕がない」という、極めて現実的な問題が存在するのです。
なぜ7? ドラクエ7リメイク「リイマジンド」が優先された戦略的理由
では、なぜスクエニはドラクエ5ではなく、ドラクエ7のリメイクを先に発表したのでしょうか。 そこには、コストパフォーマンスと技術的な試金石という、スクエニの巧みな戦略が見え隠れします。 今回発表された「ドラゴンクエストVII リイマジンド」は、単なるリメイクではなく、今後のドラクエシリーズのリメイクの方向性を占う重要なタイトルなのです。

新グラフィック表現「ドールルック」の採用
「リイマジンド」の最大の特徴は、「ドールルック」と名付けられた新しいグラフィック表現です。 これは、キャラクターを精巧な人形のように見せることで、温かみのある絵本のような世界観を構築する手法です。 公式の映像を見ると、キャラクターはデフォルメされつつも表情豊かで、背景は緻密に描かれており、ドラクエ11のようなフォトリアルな3Dとは全く異なるアプローチであることがわかります。
この「ドールルック」は、フル3DでAAA級のグラフィックを追求するよりも、開発コストや期間をある程度抑制できる可能性があります。 それでいて、昔ながらのドット絵でもない、現代的で魅力的なビジュアルを実現しています。 これは、まさに「コストとクオリティのバランス」を突き詰めた結果生まれた、新しいリメイクの形と言えるでしょう。
スクエニは、この「リイマジンド」を市場に投入することで、フル3D以外のリメイク手法が現代のプレイヤーに受け入れられるかどうかを試そうとしているのではないでしょうか。 もしこれが成功すれば、今後のリメイク作品(例えば、同じくPlayStationで3D化されたドラクエ8など)においても、同様の手法が採用される可能性が出てきます。
噂の真相:ドラクエ7はリメイク費用が安かったのか?
ここで、ペルソナの関心事である「ドラクエ7はリメイク費用が少額で済むから優先されたのでは?」という噂に踏み込んでみましょう。 この噂は、半分正解で半分間違いだと考えられます。
単純に「安かった」というよりは、「コストパフォーマンスに優れ、かつ技術的な挑戦ができる格好の題材だった」というのが実情に近いでしょう。 ドラクエ7は、オリジナル版がPlayStationで発売されており、すでに3Dマップやキャラクターモデルの基礎データが存在します。 これをベースに「ドールルック」という新たな表現へ昇華させることは、2Dのドット絵から完全な3D空間を構築する天空シリーズのリメイクに比べて、開発のハードルが低かった可能性があります。
また、ドラクエ7は情報ソース②でも語られている通り、「石板集めが大変」「ストーリーが暗い」といった賛否両論ある作品でした。 リメイクにあたって、シナリオの再編やシステムの改善(石板探しの簡略化など)が行われることが明言されており、オリジナル版の課題を解消し、作品の評価を再定義するという明確な目的があります。
これらの要素を総合すると、ドラクエ7のリメイクは、
- 新しいグラフィック表現「ドールルック」の試金石
- フル3Dリメイクよりもコストを抑制できる可能性
- オリジナル版の課題を改善し、作品価値を向上させるという大義名分
という、スクエニにとって非常に戦略的価値の高いプロジェクトであったことがわかります。 決して「費用が安いから」という短絡的な理由だけで選ばれたわけではないのです。
スクウェア・エニックスが抱える深刻なリソース不足と開発戦略の転換
ドラクエ5のリメイクが進まない背景には、作品個別の問題だけでなく、現在のスクエニ、ひいてはゲーム業界全体が直面している構造的な課題が大きく影響しています。
AAAタイトルの開発長期化と深刻な人材不足の現実
近年のゲーム開発は、グラフィックの向上やコンテンツ量の増大により、大規模化・複雑化の一途をたどっています。 スクエニも「ファイナルファンタジー」シリーズを筆頭に、世界市場で戦うためのAAAタイトル開発に膨大な経営資源を投入しています。
しかし、その裏側で開発期間の長期化と開発費の高騰は深刻な問題となっています。 一つの大型タイトルに優秀な開発者が長期間拘束されるため、他のプロジェクトに回せる人材が不足するという事態が常態化しているのです。 これはスクエニに限った話ではなく、世界中のゲーム会社が抱える共通の悩みです。
「ドラゴンクエスト」シリーズも例外ではありません。 本編最新作である「ドラクエ12」の開発が最優先事項であることは間違いなく、ここに多くのトップクリエイターが関わっているはずです。 このような状況で、同規模の開発リソースを必要とする「ドラクエ5のフルリメイク」を同時に走らせることは、物理的に不可能に近いと言えるでしょう。 企業としては、完全新作である「ドラクエ12」にリソースを集中させるのが当然の判断です。
「HD-2D」という新たなリメイク手法の確立と成功
このようなリソース不足の問題に対する一つの回答として、スクエニが近年積極的に推し進めているのが「HD-2D」というリメイク手法です。
これは、ファミコンやスーパーファミコン時代のドット絵のキャラクターと、3DCGで描かれた美麗な背景を融合させ、独特の立体感や空気感を表現する技術です。 「オクトパストラベラー」で初めて採用され、その後「ライブアライブ」のリメイクなどで高い評価を獲得しました。 そして、ついに「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」のリメイクにもこのHD-2Dが採用されることが発表され、世界中のファンを熱狂させました。
HD-2Dの最大のメリットは、以下の2点です。
メリット | 詳細 |
---|---|
コストと期間の抑制 | フル3Dで全てを作り直すのに比べ、ドット絵という資産を活かせるため、開発コストと期間を大幅に圧縮できます。 |
ノスタルジーと新しさの両立 | 昔ながらのドット絵の温かみを残しつつ、光の表現やエフェクトなどで現代的な映像体験を提供できます。 |
このHD-2Dという手法の確立は、スクエニにとって大きな武器となりました。 リソースが限られる中でも、過去の名作を次々と現代に蘇らせる道筋が見えたからです。 まさに、リソース不足という課題に対する「発明」だったのです。
なぜ天空シリーズはHD-2Dでリメイクされないのか?
HD-2D版ドラクエ3の発表を受けて、多くのファンが「ならば天空シリーズもHD-2Dでリメイクしてほしい」と考えたはずです。 しかし、ことはそう単純ではありません。 天空シリーズ、特にスーパーファミコンで発売されたドラクエ5と6がHD-2D化されない(であろう)理由には、主に以下の二つが考えられます。

完成されすぎたドット絵の壁
スーパーファミコン時代のドラクエ5と6のドット絵は、当時の技術の粋を集めた、まさに芸術品とも言えるクオリティでした。 モンスターのアニメーション、キャラクターの細かな仕草、背景の描き込みなど、今見ても色褪せない魅力を持っています。 これをHD-2D化した場合、オリジナルの持つ雰囲気を損なわずに、かつそれを超える感動を生み出すのは至難の業です。 下手に手を加えることで、かえって「コレジャナイ感」を生んでしまうリスクを伴います。
一方で、ドラクエ3はファミコン生まれの作品です。 HD-2D化によってグラフィックが飛躍的に向上し、誰もが見てわかる「進化」を遂げることができます。 リメイクのインパクトという点で、ドラクエ3はHD-2Dに最も適したタイトルだったと言えるでしょう。
3Dリメイクへの期待との板挟み
天空シリーズは、すでにDSで3Dグラフィック(キャラクターは2Dドットのまま)でのリメイクが一度行われています。 そのため、ファンの中には「次こそは完全な3Dで」という強い期待があります。 この状況でHD-2Dという「2Dベース」のリメイクを出すことは、一部のファンを失望させてしまうかもしれません。 「フル3D」を望む声と、「HD-2Dでもいいから早く」という声の間で、スクエニも難しい舵取りを迫られている状況が考えられます。
マルチプラットフォーム展開の複雑化という現代的な課題
現代のゲーム開発を難しくしているもう一つの要因が、マルチプラットフォーム展開です。 かつては特定の家庭用ゲーム機で発売するのが一般的でしたが、現在はPlayStation 5、Nintendo Switch、Xbox、そしてPC(Steam)など、複数のプラットフォームで同時に発売することが求められます。
これらのハードはそれぞれ性能が大きく異なるため、各プラットフォームに合わせた最適化作業が必要になります。 特に、高性能なPS5と携帯機でもあるSwitchの両方で快適に動作するゲームを作るのは、非常に高度な技術と手間を要します。 この最適化の工程が、開発期間とコストをさらに増大させる一因となっているのです。 ドラクエ5のフルリメイクが実現する際も、このマルチプラットフォームの壁を乗り越えなければなりません。
今後のドラクエシリーズリメイクの展望とファンの期待
では、私たちが愛するドラクエ5のフルリメイクは、永遠に実現しないのでしょうか。 そんなことはありません。 今回のドラクエ7リイマジンドの動向や、スクエニの開発戦略の変化の中に、未来への希望の光を見出すことができます。
ドラクエ7リイマジンドの成否が今後の試金石となる
前述の通り、2026年に発売が予定されている「ドラゴンクエストVII リイマジンド」は、今後のリメイク戦略を占う上で極めて重要なタイトルです。 この作品で採用された「ドールルック」という新たな表現が、世界中のプレイヤーからどのような評価を受けるか。 そして、商業的にどれほどの成功を収めるか。 その結果が、スクエニの次の打ち手を大きく左右します。
もしリイマジンドが成功を収めれば、「フル3D(ドラクエ11型)」、「HD-2D(ドラクエ3型)」、そして「ドールルック(ドラクエ7型)」という、3つの強力なリメイク手法をスクエニは手に入れることになります。 そうなれば、作品の特性に合わせて最適な手法を選び、より効率的にリメイクプロジェクトを進めることが可能になるでしょう。
待たれる「ドラクエ9」リメイクと技術的なハードル
ドラクエファンがリメイクを熱望している作品は、天空シリーズだけではありません。 ニンテンドーDSで社会現象を巻き起こした「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」も、常にリメイク待望論が上がるタイトルです。
しかし、ドラクエ9のリメイクには他の作品にはない特殊な難しさがあります。 それは、ゲームの核であった「すれちがい通信」を現代の環境でどう再現するか、という問題です。
宝の地図を交換し、他のプレイヤーのキャラクターを自分の宿屋に泊めるという、あの独特のコミュニケーション体験こそがドラクエ9の最大の魅力でした。 オンラインマルチプレイで単純に代替できるものではなく、あの手触り感を再現するには、全く新しいアイデアとシステム設計が必要になります。 この課題をクリアできない限り、ドラクエ9の安易なリメイクは、かえって作品の価値を損なうことになりかねません。 技術的、企画的なハードルが非常に高い作品であると言えます。
ドラクエ5フルリメイクが実現する未来とその条件
ここまでの考察を総合すると、ドラクエ5のフルリメイクが実現するためには、いくつかの条件が整う必要があると考えられます。
- 大型プロジェクトの一段落によるリソースの確保 現在開発中の「ドラクエ12」が無事に完成・発売され、開発チームのリソースに余裕が生まれることが第一の条件です。 主要なスタッフが次のプロジェクトとして、満を持してドラクエ5のフルリメイクに着手できる環境が整う必要があります。
- 新たなリメイク手法の確立とコストダウン HD-2Dやドールルックのような、コストとクオリティのバランスが取れた新たな技術革新が、フル3Dリメイクの分野でも起こることも期待されます。 例えば、AI技術の活用による開発工程の効率化などが進めば、かつては不可能だった規模のプロジェクトが現実的な予算と期間で実現できる日が来るかもしれません。
- ファンの声を届け続けること そして何よりも重要なのは、私たちファンが「ドラクエ5のフルリメイクを遊びたい」という声を上げ続けることです。 ゲーム会社にとって、ファンの熱意は最大の開発モチベーションです。 今回のドラクエ7リイマジンドの発表も、長年リメイクを望む声があったからこそ実現した側面もあるでしょう。
すぐに実現するのは難しいかもしれません。 しかし、数年後、あるいはドラクエシリーズが更なる節目を迎える時に、私たちの夢が叶う可能性は十分にあります。
まとめ
今回は、「なぜドラクエ5のフルリメイク版が発売されないのか」というテーマについて、スクエニが抱える事情や戦略を交えながら深く考察してきました。
結論として、その理由は単一のものではなく、
- ドラクエ5という作品が偉大であるがゆえの、リメイクへの極めて高いハードル
- フル3Dで再現するための莫大な開発コストと期間の問題
- 「ドラクエ12」を最優先とする、スクエニ全体の深刻なリソース不足
- HD-2Dやドールルックといった、新たなリメイク手法の模索と試行錯誤
これらの要因が複雑に絡み合った結果であると言えます。
先に発表された「ドラゴンクエストVII リイマジンド」は、決してファンをないがしろにした選択ではなく、限られたリソースの中で過去の名作を現代に蘇らせるための、スクエニの苦心と挑戦の表れなのです。
私たちファンにできることは、まず「HD-2D版 ドラクエIII」や「ドラゴンクエストVII リイマジンド」といった新たな形で届けられるシリーズ作品を存分に楽しみ、その評価をしっかりとメーカーに届けること。 そして、いつか訪れるであろう「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」のフルリメイクの発表を、希望を持って待ち続けることではないでしょうか。 その日、私たちは再び、あの感動的な人生の旅に出ることができるはずです。