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Switch 2

【徹底レビュー】スイッチ2の良い点・悪い点まとめ|一週間使い込んで見えた結論

任天堂スイッチ2がついに登場しましたが、初代スイッチの後継機として多くの期待を背負いながら登場した本機ですが、「あまり進化していないのでは?」という声もあるのが事実です。

引用 : ニンテンドーオンライン(https://www.nintendo.com/jp/index.html)

そこで、実際に一週間使い込んで感じた「良い点」と「悪い点」を正直にレビューします。

スイッチ2の購入を迷っている方や、初代スイッチとの違いが気になっている方にとって、有益な情報をお届けします。

記事のポイント

  • 見た目は進化も中身は前作と大差なし
  • レースのスピード感・演出が大幅劣化との声多数
  • フリーランやサバイバルなど新モードが期待外れ
  • SNSでは「マリオカート8DXの方が面白い」との声が支配的

スイッチ2の良い点

高級感のある外観と素材感

スイッチ2は、見た目からして進化を感じさせるデザインです。

本体のガンメタリック調の質感やメタリックなジョイコンは、プラスチック感の強かった初代に比べて明らかに高級感があります。曲線を取り入れたフォルムは持ちやすさにも寄与しています。

本体素材の質感アップ

スイッチ2本体の背面やジョイコンの黒い部分には、メタリック感のある塗装が施されており、これまでの「玩具感」のあるデザインから一新されています。実際に手に取ると、金属のような冷たさや重厚感があり、見た目だけでなく触感でも所有欲を満たしてくれます。

ジョイコンの色味とデザイン

同梱されているジョイコンは、薄い赤と青のカラーリングですが、発色は抑えめで落ち着いた印象を与えます。この配色については好みが分かれる可能性がありますが、黒とのコントラストが効いており、全体的にスタイリッシュです。側面にカーブが付けられていることで、手へのフィット感も向上しています。

ドックの外観と完成度

新しいドックも本体と同様にメタリック調で仕上げられ、安っぽさは感じられません。角のない滑らかな曲面形状は、インテリアにもなじみやすく、安全性にも配慮されています。また、風通しの良い構造となっており、放熱性も強化されています。

高級感と実用性のバランス

単なる見た目の向上に留まらず、滑らかな質感や高精度のボタン加工など、実用性にも配慮されている点がスイッチ2の強みです。外出時にカバンから取り出しても見劣りしない高級感があり、持つ人の満足度を高めてくれます。

マグネット式ジョイコンで着脱がスムーズ

ジョイコンの接続方式がレール式からマグネット式に変更され、着脱が非常にスムーズになりました。

しっかりと装着されつつも、取り外しはボタンを押せば簡単に可能で、操作性と快適性が格段に向上しています。

磁力のバランスが絶妙

装着時には心地よい”カチッ”という音とともに固定されるジョイコンですが、取り外しの際に強すぎる磁力で苦労することはありません。ボタンを押せばスムーズに隙間ができ、無理なく外せる仕様は、細かい配慮を感じさせます。

横からの装着が可能になった利便性

マグネット式になったことで、ジョイコンを真横から装着できるようになりました。従来のレール式と違い、角度を気にせずに接続できるため、子供やゲーム初心者でも簡単に扱えます。

グリップ装着時の一体感

ジョイコン2を専用グリップに装着した際のフィット感も良好で、操作中にズレたり外れたりする心配はありません。さらに、縦長になった影響でL/Rボタンの位置がやや高くなったものの、慣れれば手の延長のように操作できるようになります。

体感ゲームとの相性

マグネット接続でもしっかりと固定されるため、ジョイコンを振って操作する体感ゲームでも不安なく使用可能です。ストラップと併用すれば、激しい動作時でも抜け落ちることはなく、安全性も確保されています。

長期使用時の耐久性にも期待

レール式で見られた接点の摩耗やガタつきのリスクが減少していることから、マグネット式は長期的な安定運用にも期待できます。接続部分の故障リスクが低いのは、ユーザーにとって安心材料の一つです。

音質の向上と3Dオーディオ対応

スピーカーの改良により、初代よりもクリアな音質を実現。さらに、3Dオーディオ対応により、立体的な音場を体感できます。特にヘッドホン利用時に没入感が増します。

スピーカーの音質強化

スイッチ2のスピーカーは、音域のバランスが整えられ、特に中音域と高音域の明瞭さが向上しています。初代スイッチではこもりがちだった音が、よりクリアに響くようになっており、ゲーム内の環境音やBGMが臨場感をもって再生されます。

3Dオーディオの立体感

対応タイトルでは、キャラクターの位置や距離感を音で把握できるようになり、アクションゲームやホラーゲームなどでより没入感を得られるのが魅力です。ヘッドホンを使用すると、音が前後左右から聞こえるような空間表現が可能になり、単なる音質の良さを超えた体験が得られます。

Bluetoothオーディオとの相性

スイッチ2はBluetoothオーディオに対応しており、無線イヤホンやヘッドホンを簡単に接続できます。遅延が気になる場面もありますが、カジュアルなゲームプレイでは大きな支障は感じられませんでした。ただし、Bluetoothマイクの入力には非対応な点には注意が必要です。

ゲーム別での音響差

3Dオーディオの効果はゲームによって差があります。FPSやホラー系タイトルなど、音で状況を判断するゲームではその効果を強く感じられますが、2Dやカジュアルゲームでは恩恵が少ない場合も。とはいえ、全体的に音の再現力は向上しており、ゲームジャンルを問わず音響体験は確実に進化しています。

ディスプレイと解像度の進化

7.9インチの大型ディスプレイは、1920×1080のフルHD表示が可能。

ベゼルレス化により没入感も増し、HDRや120fps対応など映像面での進化も明確です。携帯モードでもこれだけのスペックを実現しているのは大きな魅力です。

ベゼルレスデザインによる没入感向上

初代スイッチに比べてベゼル(枠)が大幅に狭くなっており、画面そのものが目に飛び込んでくるような印象を受けます。映像への集中度が高まり、映画やゲームをプレイしている時の没入感が格段に増しました。

解像度と色再現性の進化

従来の720pからフルHD(1920×1080)に進化したことで、グラフィックの細部まで鮮明に表示され、特にテキストやUIの視認性が大幅に向上しました。色の再現性も高く、明るさやコントラストも優れており、視認性・美しさともに大きな進化が感じられます。

HDR・120fps対応の恩恵

HDR(ハイダイナミックレンジ)対応により、暗いシーンと明るいシーンのコントラストがくっきり分かれ、自然な映像表現が可能となっています。120fpsの高フレームレートに対応しているため、対応タイトルでは非常になめらかな描画が実現されており、アクションやスポーツゲームで違いを実感できます。

VRR対応と画面安定性

携帯モードでは可変リフレッシュレート(VRR)にも対応しており、フレームレートの変動によるカクつきやティアリングが軽減されます。これにより、グラフィックの滑らかさと安定性が両立し、目の疲れも軽減される印象です。

初代タイトルの表示品質の課題

一方で、解像度が低めに設計された初代スイッチ向けタイトルをスイッチ2でプレイした場合、7.9インチという大画面のために画面の粗さやジャギーが目立つケースがあります。アップスケーリング機能などの自動補正がないため、旧作を美麗に表示させたい場合は今後のアップデートやリマスター版に期待がかかります。

マウスモードによる新たな操作体験

ジョイコンに光学センサーとマウスソールを搭載したことで、テーブルモードでの操作性が大幅に向上しました。

マウス感覚で直感的な操作ができ、特にシューティングゲームでのエイム操作に適しています。

光学センサーによる精密な操作性

ジョイコンの底部に搭載された光学センサーは、デスク面やマウスパッドの上での操作を正確に読み取り、カーソルや照準の細かい調整が可能になります。FPSやシミュレーションゲームでは、この操作精度が大きなアドバンテージとなります。

マウスソールで滑らかな操作感

ジョイコンの底に配置されたマウスソールは、滑りやすさを向上させ、摩擦によるストレスを軽減します。滑りの良い素材を採用しているため、長時間の使用でも疲労を感じにくく、スムーズな操作が可能です。

テーブルモードとの相性の良さ

スイッチ2の大画面ディスプレイとマウスモードの相性は非常に良く、テーブルモードでのゲームプレイに新たな可能性をもたらします。タッチ操作よりも細かい操作が求められる場面では、マウスモードが真価を発揮します。

使用シーンの広がり

ホーム画面の操作はもちろん、一部の対応ゲームやミニゲームではマウスモードを活かした新たな体験が可能です。たとえば、マリオパーティーの新作ではマウス操作を前提としたミニゲームも搭載予定とのこと。今後のソフトウェア展開によって、マウスモードの活用範囲はさらに拡がっていくと見られています。

注意点と改善希望点

一方で、マウスモードはすべてのゲームで快適に使えるわけではありません。対応していないタイトルでは全く使い道がなく、またフレームレートが低いゲームではカーソルの挙動が不自然になり、目が疲れることも。現時点では使用場面が限定的であり、対応タイトルの拡充が今後の課題です。

ノイズキャンセリング付きマイク内蔵

本体内蔵マイクはノイズキャンセリング機能を搭載。ボイスチャット時にスティック音などのノイズを軽減してくれるため、クリアな音声でのコミュニケーションが可能です。

ノイズキャンセルの実力

スイッチ2の内蔵マイクは、ゲームプレイ中に発生する物理的な操作音(ボタン連打やスティックのカチカチ音)をかなりの精度で抑制してくれます。実際にスティックを意図的に動かしながら録音したテストでは、音声が明瞭に保たれており、ノイズは最小限に抑えられていました。

マイクの音質と実用性

収音品質は一般的なUSBマイクと比べるとやや劣るものの、オンライン対戦中のボイスチャット用途としては十分なレベルです。特にラグの少なさや音量の安定感に優れており、友人との連携プレイや協力ゲームでストレスなく会話ができます。

内蔵マイクと外部機器の使い分け

ノイズキャンセリングは優秀ですが、マイクの位置が本体に固定されているため、口元から離れていると声が小さく聞こえてしまうこともあります。そのため、よりクリアな音声を求める場面では、有線接続の外付けマイク付きヘッドセットの使用がおすすめです。

ゲーム以外での活用シーン

ゲーム中のボイスチャットだけでなく、録音やストリーミング配信の簡易マイクとしての活用も可能です。日常的な録音用途であれば、アプリ次第で十分活用できるポテンシャルを持っています。

Bluetoothとの連携に制限あり

スイッチ2はBluetoothオーディオには対応しているものの、Bluetoothマイク入力には非対応のため、無線ヘッドセットのマイクを使うことはできません。この点は改善の余地があり、今後のアップデートでの対応に期待が寄せられます。

最大120fps対応で滑らかなゲーム体験

最大フレームレートが120fpsに対応し、対応ソフトでの描画は非常に滑らか。VRR(可変リフレッシュレート)にも携帯モードで対応しており、表示の乱れが減少しています。

高フレームレートによる快適さ

120fpsに対応していることで、キャラクターの動きやカメラ操作が非常になめらかになり、画面全体が自然に動きます。特にアクションゲームやレースゲームなど、素早い反応が求められるジャンルでは大きなメリットとなります。

目の疲れを軽減する効果

高いフレームレートは画面のチラつきやブレを抑え、視覚的な負担を軽減します。特に長時間プレイ時において、目の疲れを感じにくくなるという体感がありました。これは、ゲーマーにとって健康面でも重要な要素です。

VRR対応で映像の安定感が向上

VRR(可変リフレッシュレート)により、ゲーム中の一時的なフレーム落ちや乱れにも柔軟に対応し、滑らかな映像を保ちます。これにより、プレイヤーの操作と画面表示のズレが減り、没入感が損なわれにくくなっています。

対応ソフトの拡充に期待

現時点では、120fpsに対応しているタイトルは一部に限られていますが、今後のファームウェア更新や新作ソフトの登場によって、この性能を最大限に活かせる環境が整うと予想されます。ゲームの映像表現の進化とともに、フレームレートの重要性は今後さらに高まっていくでしょう。

スイッチ2の悪い点

本体サイズと重量の増加

スイッチ2はサイズが大きく、重量も534gと初代より約136g重くなっています。長時間の携帯モードプレイでは手首が疲れることがあり、特に小さな子どもや女性には負担となる可能性があります。

携帯性の低下と操作性への影響

初代スイッチと比べて縦1.4cm、横幅3.3cmのサイズアップは、持ち運び時のカバンへの収まりやすさに影響します。厚みは同じ1.39cmでも、ジョイコンのスティックやボタン部分を含めた実質的な最大厚みは2.84cmとややかさばり、携帯性はやや低下したと感じられます。

重量感とプレイ姿勢による疲労度

534gという本体重量は、短時間の使用には支障がないものの、仰向けでのプレイや片手操作などでは手首や腕への負担が大きくなります。特に寝ながらプレイする際にバランスを崩しやすく、長時間の連続使用では筋肉疲労を感じることもあります。

他機種との重量比較

参考までに他機種と比較すると、Steam Deckは669g、PlayStation Portal Remote Playerは529gです。これらに比べれば軽量ではあるものの、初代スイッチ(398g)やUKELモデル(420g)よりは確実に重く、軽快さを求めるユーザーにとってはマイナスポイントになり得ます。

手の小さいユーザーへの配慮不足

本体のサイズが大きくなったことにより、特に手の小さいユーザーや子どもにとってはL/Rボタンの押しづらさや本体の安定感に影響が出る場合があります。操作しづらさからくるゲーム体験の低下は、ユーザー層によっては深刻な問題となる可能性も。

対策と改善ポイント

この問題を緩和するためには、テーブルモードやテレビモードでの使用を基本とし、携帯モード使用時には別売りの軽量グリップやスタンド、プロコンの活用などが推奨されます。メーカー側による軽量モデルの登場も今後期待されます。

バッテリー持続時間の短さ

バッテリー持続時間は約2〜6.5時間と、初代UKELモデルよりも短くなっています。性能向上の代償とはいえ、外出先での長時間プレイにはモバイルバッテリーが必須となる場面も。

実際のプレイ時間のばらつき

プレイするタイトルによって消費電力が大きく異なり、3Dグラフィックを多用した大作ゲームでは約2〜3時間、軽量な2Dタイトルであれば5時間以上遊べるケースもあります。負荷の高いタイトルを中心に遊ぶユーザーにとっては、持続時間の短さがネックになります。

高性能化の裏にある消費電力の増大

高解像度ディスプレイ、120fps対応、強化されたGPU・CPUによって、電力消費が増加しているのは明らかです。これは単なる設計ミスではなく、快適なプレイ体験と引き換えに避けられないトレードオフだと言えます。

スリープ中の消費も留意点

スイッチ2はスリープ状態でも一定の電力を消費します。モバイル用途を重視する場合は、長時間放置せず適切に電源を切る習慣も必要です。外出先でのバッテリー切れを防ぐため、注意が求められます。

モバイルバッテリーとの併用推奨

長時間のプレイにはUSB PD対応のモバイルバッテリーとの併用が実質的に必須です。USB Type-Cを採用しているため、多くの汎用モバイルバッテリーに対応しており、出先での充電手段は比較的確保しやすいと言えるでしょう。

今後の改良に期待

バッテリーの持ちに関しては、将来的に改良モデルでの電力最適化や省電力モードの追加、ソフトウェアアップデートによる改善が期待されます。特に軽量モデルやバッテリー強化版の投入に対するユーザーの要望は高く、メーカー側の動向にも注目が集まります。

ストレージ容量の不足

本体ストレージは256GBで実質使用可能領域は230GB程度。キーコード式ソフトや大容量のタイトルが増えている今、本体だけでは容量が不足する場面も多く、MicroSD Expressの追加はほぼ必須です。

実質容量の制限

OSやシステムファイルにより使用可能領域は約230GBに制限されており、初回セットアップ直後に10GB以上がすでに使用済となっています。ダウンロード専用タイトルを複数本インストールしただけで、すぐに容量が圧迫される印象です。

キーコード方式の増加が影響

最近のスイッチ2対応パッケージタイトルの多くが、キーコード方式を採用しており、パッケージであっても実質はダウンロード版と同じく本体ストレージにデータを展開します。この仕様により、物理メディアを選んだ場合でもストレージの負担は軽減されません。

大容量タイトルの登場

Switch 2世代ではPS5クラスのグラフィックを持つ大容量ゲームが増えており、1本で20GB〜40GBを超えるタイトルも登場しています。容量の確保を怠ると、頻繁な削除と再インストールが必要になるため、ストレージ管理の煩雑さが増します。

MicroSD Expressによる拡張

幸いにも、スイッチ2はMicroSD Express(最大2TB対応)によるストレージ拡張が可能で、読み込み速度も従来のMicroSDより高速です。ただし、現時点で市場に出回っている容量は256GB〜512GBが主流で、価格も比較的高め。将来的な大容量モデルの普及に期待したいところです。

おすすめの対策

不要なタイトルのアーカイブ、頻繁に遊ばないソフトの一時削除、容量を食うゲームは可能な限りパッケージ版を選択するといったストレージ対策が求められます。ユーザーごとの使用状況に応じた管理が必須であり、ヘビーユーザーほど容量不足に悩まされやすい構造となっています。

ボタン配置の使いにくさ

ボタン配置は初代と同じく、BボタンとRスティックの干渉が気になる設計です。特に同時押し操作を求められる格闘ゲームでは、操作しづらさが目立ちました。

BボタンとRスティックの物理的な近さ

BボタンとRスティックの距離が近いため、Bボタンを押す際にスティックに指が触れてしまうことが多く、特に格闘ゲームなどで同時入力が必要な場面では、誤操作や入力ミスにつながりやすい構造です。

操作性への影響が顕著なジャンル

格闘ゲームやアクションゲームなど、瞬時のボタン入力とスティック操作を求められるジャンルでは、この配置が大きなストレス要因となります。特に『ストリートファイター6』のように複雑なコンボや同時押しが多用されるゲームでは、操作の正確性が落ちやすいです。

改善されなかった理由と期待

初代からの設計が踏襲された背景には、既存アクセサリとの互換性やグリップ感の保持といった事情があると考えられます。ただし、ユーザーの声を反映した別売りのグリップコントローラーやプロコンでは、ボタンの位置が見直されている製品も多く、将来的に公式コントローラーの改良にも期待が高まります。

手の大きさによる体感差

手の大きなユーザーにとってはあまり問題にならないこともありますが、手の小さいユーザーや子供にとっては操作しづらさがより顕著に表れます。このように、ユーザーの体格やプレイスタイルによって使い勝手に大きな差が出る点が課題です。

推奨される対処法

プロコンなどの外部コントローラーを使用することで、ボタン配置の問題を解消することができます。特にテレビモードでの使用時には、快適な操作性を得るためにプロコンの導入を検討する価値があります。

テレビモードでのVRR非対応

現時点ではテレビモードでのVRR(可変リフレッシュレート)には非対応です。HDMI 2.1規格に対応したウルトラハイスピードケーブルは同梱されているものの、本体側がVRR機能を有効にしていないため、その恩恵を受けることができません。

VRR非対応の具体的な影響

テレビモードでのVRR非対応により、動的なフレームレート変化に柔軟に追従できず、特にフレームレートが安定しないゲームではティアリング(画面のズレ)やスタッタリング(カクつき)が発生する可能性があります。これにより、滑らかな映像体験が得られにくい場面があります。

対応ディスプレイ環境とのギャップ

現代のゲーミングモニターや4Kテレビの多くはVRRに対応しており、HDMI 2.1の帯域を活用した高品質なゲーム映像を求めるユーザーが増えています。スイッチ2のテレビモードでは、こうした高機能ディスプレイの性能を完全に活かしきれない点は残念と言えます。

アップデート対応への期待

PlayStation 5のように、発売当初はVRR非対応だったものの、後のファームウェアアップデートで対応が実現した例もあります。スイッチ2も同様に、ソフトウェア的な更新でVRRが有効化される可能性は残されており、ユーザーとしては今後の動向に注目が必要です。

HDRとの組み合わせに期待

なお、スイッチ2自体はHDR出力に対応しており、対応テレビに接続した場合は明暗のメリハリのある映像が楽しめます。VRRとHDRの両立が可能になれば、さらに高品質なビジュアル体験が提供されるため、今後の改善には大きな期待が寄せられます。

解像度の低いソフトでの粗さ

初代スイッチの低解像度ゲームをスイッチ2で遊ぶと、7.9インチという大画面の恩恵が逆に仇となり、ジャギー(ギザギザ)やにじみが目立ちやすくなります。互換性は保たれているものの、すべてのタイトルが綺麗にスケーリングされるわけではなく、画質にばらつきが見られます。

アップスケーリング処理の限界

スイッチ2は旧作タイトルに対して特別なアップスケーリング技術やAI補完機能を採用していないため、解像度の低さがそのまま表れてしまいます。元々720p以下で設計されたゲームでは、特にテキストの粗さやキャラクターの輪郭が目立つ傾向にあります。

画質劣化が目立つシチュエーション

RPGやADVなど文字を読む機会が多いゲームでは、フォントがぼやけたり、背景の描き込みが粗く感じられたりといったストレスが生じやすいです。また、ドット絵ベースのタイトルはアートスタイルの魅力が損なわれてしまう場面もあります。

改善策の可能性と期待

今後のソフトウェアアップデートで、アップスケーリング補正やリマスター設定が追加される可能性も考えられます。また、任天堂および他メーカーが人気旧作をスイッチ2向けに最適化したリマスター版を提供することが期待されています。

現時点での対策方法

画質の粗さが気になる場合は、テレビモードでプレイすることで視認性が改善することがあります。特に大型テレビに接続すれば、内蔵ディスプレイよりもアップスケーリングの処理がしやすくなり、滑らかな映像に見えることも。ただし、ソフトごとに画質の印象が異なるため、購入前にレビューやプレイ動画を確認するのも有効です。

まとめ

スイッチ2は、初代スイッチのコンセプトを引き継ぎつつ、確かな進化を遂げたモデルです。大画面・高音質・高性能化により、より没入感のあるゲーム体験を提供してくれます。特にマウスモードや120fps対応は、新しいゲーム体験を生み出す可能性を秘めています。

一方で、重量増加やバッテリー持ちの短さ、旧作タイトルの表示の粗さなど、細かな不満点も存在します。しかし、それらは使用シーンやユーザーのプレイスタイル次第で補える範囲内とも言えるでしょう。

結論としては、「携帯型と据え置き型の両立を高次元で実現し、今後のゲーム体験をさらに広げる可能性を秘めた新世代機」。もしあなたが、より快適なゲーム環境や新しい遊び方を求めているなら、スイッチ2は間違いなくその選択肢に値する一台です。